スーパーラジカル

ヴィジュアル系とか、、、、

THE SECOND TIME AROUND / TWEEDEES と 詩踏み /DIR EN GREY

 

The Second Time Around【初回盤(CD+DVD)】

The Second Time Around【初回盤(CD+DVD)】

 

 

沖井節は健在ながらも、より清浦氏の色が出てます。
初聞きは薄味に感じたが、二周目からは清浦美味アルバムだな、と。
前作よりも遥かに吹っ切れたボーカリゼイションが今作の特徴ではないでしょうか。PHILLIP、Baby,Babyあたりにドキッとさせられました。
敢えてか、必然か、沖井氏が一歩引いている気がします。


序盤三曲は沖井節全開で駆け抜けるも、続く三曲で清浦ソロともいうべくボーカルにフォーカスした楽曲たち。
終盤はBaby,Baby、Winter's day、友達の唄と沖井サイド、清浦サイドどちらにも振り分けることのできない言わば化学反応(振り分けること自体が野暮だということは重々承知しております)を存分に楽しめる。
特に友達の唄は泣ける。詩とメロディの大勝利と叫びたい。石井秀仁に歌って欲しい。

 

ラストのムーンライトフラッパーは歌詞が異端だけど、ザポップス感でなかなかハマってる。
ラストらしいラストで置きに行ってないあたり、やはり捻くれ者。

先述、沖井氏が一歩引くとか言いましたけど"速度と力"には確かにCymbalsのポップ×パンク、FROGのフュージョン感を感じれましたし、これは名曲であります。

 

こうゆうふうに考えると流れが綺麗で、通して聴きたくなる。

最初は中盤落ち着きすぎだろ、なんて思ったんですが。

個人的に、1stは"流れ"という点で通して聴く感じでは無かったので。振り幅が大きくて少し疲れる感じ。
クリンクランは一曲目だろ!と言いたいところだけど、でも、あなたにはがっかりは絶対一曲目。

 

総じて、、、

過渡期という言葉が頭に浮かんだ、とてもセカンドらしいセカンドでした。
V系シーンなんか、妙に完成度の高い1stとかミニアルバム数発出してからのフルアルバムとかいろいろチグハグするんですけど、ある種の手練が新人バンドとしての道程を作為的に歩んでる様がいじらしくも、清々しい。
間違いなくサードで化けるはず。
言い換えるならば、次のカタログがリリースされてより形を成す、

そんな作品な気が致しました。

 

また、作品全体に漂う哀愁みたいなものを、アルバムを通して感じてました。アルバムとしては、前作よりも好きになりそうです。

電離層のようなキラーチューンが無いですが沁みます。

 

ただ歌詞カードのデザインはもう少しいい写真や色感があったはず…。
むやみに持ち出すのはアレですが、Mr.Noone Specialの歌詞カードが大好きです。


BABY, BABY / TWEEDEES(トゥイーディーズ)


TWEEDEES『The Second Time Around』ティザー

 

 

 

そして時同じくして、DIR EN GREYの新譜も購入。

 

詩踏み(初回生産限定盤)(DVD付)

詩踏み(初回生産限定盤)(DVD付)

 

ここ最近とにかく一番高い仕様を買っていたので、まともなCDサイズで手に取るのはDIFFERENT SENSE以来。久々に見てみたら、あれもう五年間だった。

作品としての手触りにこだわり続けるいいバンドです。本当に。

でも武道館も行かなかったし、映像も買っていないし、完全に落ち着いてしまった。

凌辱の雨からディルの音源は買っているんですが、もはやディルの新譜という惰性で手にとっています。

今は正直sukekiyoの方が気になります。

今作品はシングルとしては久々のファストかつメロディアスな曲。

一応買った記録として。

The Lovers / Migimimi sleep tight

 

The Lovers

The Lovers

 

 ex-アヤビエメガマソ涼平氏が結成したバンド。

他のメンバーさんも少しは見聞きしたことありますが、多く語れないという点も含めて少なくとも自分の認識はそうです。

 

試聴や動画の段階では、ボーカルさんの声があまり好きではないなという印象だったのですが、音源を聴いてびっくり。あと"Migimimi"の歌詞を読んでびっくり。後述します。

 

涼平節は思った以上だし、ボーカルさんの声も気にならない、というかちょっとはハスキーで結構好みかもしれない。

the telephonesの印象もあってか、かなり強めのダンスロックを想像していて、確かにそれらの音使いは随所に見受けられますが、ベースにあるのはしっかり地に足が着いたロック。メンバーそれぞれのキャリアを感じずにはいられません。

puputanだって、不思議な音階と思いっきりEDMのアレンジが主幹だけれど、ギターソロなんてV系のそれです。きたぁぁぁ!となりました。

というか、この類の音感をV系と言わしめる礎を作ったのが涼平氏だと思います。

ただ所々登場する"アフレイッ!アフレイッ!"がちょっと受け入れないかもしれない。

EDMとかの人達はこれが好きなのか。

 

そしてMigimimi。

 (右耳があまりよくない)の歌詞に、きたぁぁぁ!(二度目)とガッツポーズ。

個人的に、( )話法で一番思い出すのは”シーサイドサーカスとパステル調”だったりします。鉄の島大好き!!

 

で、サビの”六花” ”夜の竈蔵”のフレーズでピンと来たのがこれです。

夏雪ランデブー。 

夏雪ランデブー 1 (Feelコミックス)

夏雪ランデブー 1 (Feelコミックス)

 


[MAD] 夏雪ランデブー [Natsuyuki Rendezvous ]

 いいMADなのでこれも。

作中で描かれているのは、正確には鎌倉ではなく江ノ島です。舞台とかではなく旅行先。

大学生の頃は、家が近くよく行っていたので、個人的な思い出も結構あったり。

物語の中盤、夜の江ノ島にて、とても切ない描写があるんです。

 

六花と篤というキャラクターがいて、篤はもともと右耳が悪いので、六花ちゃんはいつも篤の左に寄り添っていたんです。ストーリーの本筋ではありませんが、今回関わってくるのはそのあたり。

 

右耳、六花、鎌倉あたりのフレーズですかね、まとめると。

MVが女の子2人なので、この物語をベースに、というわけでは無さそうですが、さらっと背景にあるのでは。関連あるとか無いとかはどうでもいいんです。

ですが、好きな作品とリンクしていたのは驚きました。

まぁツェッペ氏も右耳が悪かった気がしたので、そこと繋がってるのかも。

 

他にもメンバーさんが作った楽曲なんかがありつつ。

これらの楽曲が作り出すアルバムの流れがすごくいい。メンバーの色も出つつWonderWaveなんか、タイダルピンクの流れを汲んでるように思えました。夏の日射しを思い浮かべるような、スケールアウト気味の。

 

そして、ラスト二曲が個人的には眉唾モノ。

The Loversはイントロの16小節で完全にノックアウトだし、Chill out,White outは空間系のギターが心地よく響くたまらない一曲。歌詞載ってませんが、凄く好きな世界観。何故にボーナストラック扱い。

 

かなりの意欲作であり、佳作だと思いました。

中盤のアラカルト具合も、1stアルバムらしい。ただ"Don't me cry" "GOODBYE"なんかはこのバンドじゃなくてもなぁ、と思ったのも事実。

 

大山さんのアートワークも引き続き良いです。Migimimi,Akirakeikoと一貫してモノクロの色合い。メガマソ等との線引きなんでしょうか。

Akirakeikoの盤面のデザインが今のところ好きです。かわいいキャラ達……。

 

”君の人生で一番泣けて、一番踊れるバンド”かどうかは今のところなんとも言えませんが、涼平さんの新たな一面・変わらない一面を存分に楽しめます。

 


Migimimi sleep tight "puputan" (Official Music Video)


Migimimi sleep tight "Migimimi" (Official Music Video)

 

、、、というわけで、下北沢LIVEHOLICにて見てきました。by bicycle。

井ノ頭線から見えるんですよね、この建物。通勤途中毎日見てます。

下の階のバーはなんとかくいけ好かない感じでした。

 

セットリストはChill out,White out以外のアルバム全曲+Akirakeiko

Migimimiはやっぱり涙出そうになるくらいの出来だし、ラストのフレーズetcには鳥肌立ちまくり。そして噂に聞くAkirakeikoのキラーチューンっぷりも感じてきました。

祭囃子風のイントロ→切ないAメロ、からのサビが”をぅをぅ”って……。

会場限定シングルなのも納得だし、会場限定シングルたりうる作品かと。

 

ボーカルの方もEXILEっぽさとか全然無くて、凄くカッコ良い方でした。造形的にも(歯並び綺麗)歌声的にも!何よりこのバンドに合ってると思います。

合ってるって大事。理屈じゃない。

ドラムの方は、宮上元克さんに通じるようなタイトなリズムでバシッと纏め上げていました。

そして、みなさん楽しそうだったのが印象的。

 

だし、なんといってもアヤビエ時代からずっと聴いてる涼平さんに直接お会いできて感無量でした!

見てくれこれが涼平さんのサインだ!!

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 というわけで〆ます。

cali≠gari TOUR2016 憧憬、睡蓮と向日葵 EX THEATER ROPPONGI 2016.06.24

余韻が冷めやらない....。

 

しとしと雨の中、cali≠gariを観に行ってきました。

個人的な記録メモですので、お見苦しい点はあしからずです。

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EX THEATERって初めて行く会場でしたけど、会場内は赤坂BLITZZeppの中間な感じで、ロビーその他は小さい東京国際フォーラムみたいな印象でした。

会場自体は地下三階にあり。

 

入り口の表示、なんかパチンコ屋みたい。

パチンコやったことないけど。

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ステージから花道が伸びていて、ステージ中央位でその花道が繋がる感じ。
要は、全ファスの方々を完全に囲うようなステージになっていたわけです

スネークピットというみたいです。

 

メンバーもかなり縦横無尽に花道を使っていて、なんとなくアンフィシアターを彷彿させるものがありました。

というか、誠氏が抜けてからのカリガリってどこか淡々としていた印象なんですが、今回はメンバーみんな動き回っていて視覚的にも面白かった。

 

自分は真ん中の柵から少し後ろにいたのですが、開演するまで花道見えなかったので、メンバーが前に出てきてびっくり。
でも憧憬の演出(後述)もよく見えたので、この位置で本当に良かった。

 

セットリスト

1.ギラギラ

2.マネキン

3.-踏-

4.トレーションデモンス

MC

5.蜃気楼とデジャヴ

6.陽だまり炎

7.薫風、都会、行き行きて

8.颯爽たる未来圏

9.コック ア ドゥードゥル

10.オーバーナイトハイキング

11.冷たい雨

12.夏の日

13.嘔吐

14.紅麗死異愛羅武勇

15.マッキーナ

16.淫美まるでカオスな

17.アレガ☆パラダイス

18.セックスと嘘

19.ENGAGING UNIVERSE (SOFT BALLET)

花結い

20.憧憬、睡蓮と向日葵

 

EN

1.みんなのはっきょう

2.混沌の猿

3.ギラギラ

4.クソバカゴミゲロ

 

オープニング映像がまた綺麗で、夏を感じました。

太陽混じりの入道雲や向日葵の映像。

 

MCを挟んでから、もう目が離せなかった。

アルバム曲”蜃気楼とデジャヴ” "陽だまり炎”はいい落としどころになっていたし、なんといっても薫風。
加工された(なんて言うのかわからない)早回しの道路を駆け抜けるような映像と薄青と緑の照明。

初夏の焦燥感や疾走感を感じずにはいられなかった。

また、サックスが入ることによってグッと雰囲気が変わった。

中盤の間奏部分は、夜のビル街の映像。音源で聞いているときは、真昼のイメージを持っていた。じりじり太陽が照りつけるような。

なんといっても薫風、都会、行き行きて は最高です。間違いなく上半期ベスト3に入ります。

颯爽たる未来圏は、少し演奏が拍が抜けたり少し惜しかった印象。

中西さんのドラムは上手いがゆえに、ズレとか目立ってしまうなぁと。

 

お久しぶりのコックを挟んで、オーバーナイトハイキング。

聞く度に異端な曲だと思ってしまう。≠自体が不思議なアルバムではあるんですが。

三人横並びになった時に鳥肌が。いやはや、かっこいい。

星空が映し出された映像も◎

この中盤ゾーンのVJがとても秀逸でした。


冷たい雨では、正面から打ち付けるような雨の映像が印象的。見上げた時の視点。
沁みました。ちょうど雨模様でしたし、沁みました。

夏の日も最後の宿題ぶり。

夏なので、最後の宿題→スターダストもやるかなぁとは思っていたのですが、今回のコンセプトとは違っていたのでしょう。

初体験とかそうゆう感じではないですもんね。

この幅広い音楽で揺さぶられる感じ、ガリガリはこれだから!!!


本編終盤の、淫美→アレガ→セックスにて、ここ数年でバンド内で作られてきた、一連の流れの集大成を見た気がします。

なんだかんだ世の中の踊れる音楽って結構暗いのが多いと思うんです。でもこの曲たちは、明るいと思う。淫美は最高に乗れるし、アレガはとても眩しいし、セックスは希望すら感じる。

他のレパートリーで思いっきり他の音楽性や感情を振りまいているカリガリだからこそできるand感じる空間。この空間でしか味わえないものだと感じていました。この並びは本当に最&高です。また言った。

また、アレガ前奏にて青さん”これからもずっと、あなた達と遊びたい” 的な言っていて、これがグッと来ました。that's paradise!!!

 

セックスと嘘終わりに、スネークピットの先端部に石井さんが来てステージの方向を見る、メンバーがトライアングルになるような形。

憧憬?と思った矢先、ENGAGING UNIVERSE。

SOFT BALLET詳しくないですが、この曲は知っていた。見たことが無いくらい感情が籠もっていたと思います。

白石さんや、yukarieさんも縁があるようで。


SOFT BALLET-ENGAGING UNIVERSE

 

メンバーが掃けて、すぐに花束を持った一人の女性が花道を歩いてきて、ピットの先端に立ちステージに背を向けるような形に。
それを追うように男性が女性の横に。
その花束から一輪ずつ切り出して、頭に一輪ずつ差していく。

時間にしたら20分弱でしょうか。

一瞬たりとも目を離せない、とても清廉で澄んだ時間。


一見異なる文化でも、こうやって交差させて納得させてしまう。
思えばガリガリは音楽だってそうだ。
昭和歌謡的なメロディーやニューウェーブの音感を、V系のシーンに持ち込んで
似ているバンドもたくさんあるけど、ここまでの完成度で色んな曲を聴かせてくれるのってこのバンド位じゃないか?

主観と言えば主観ですが。


今度は秀仁さんが花束を持って、同様に。

綺麗なひまわり頭に。

この時バックでメンバーが演奏していた、インプロもまた贅沢でよかった。

 

 

憧憬は完全に今公演のハイライトでした。

この頭のまま石井さんが歌って、女性は石井さんの肩に手をかけたり、花道を歩いたり。

ティーザーのような雰囲気で映し出された映像もとても◎。

ちょっとこれだいぶよかった。


【4/13リリース!】cali≠gariミニアルバム『憧憬、睡蓮と向日葵』ティーザー

 

花結いの演出効果もあってか、

一瞬で過ぎ去る夏の儚さ感じたし、もうこの瞬間は二度と訪れないなんていう、死生観みたいのも投影されていたように思える。

花は刻一刻と枯れていくし、確かに終わりに向かっていて、それは僕たちも例外ではないのだと。

 

 みんなのはっきょう延期理由VTRなんかもありつつ、アンコール。

青さんがウエディングドレス着たり、トマトぶちまけたり。
なんでギラギラ2回目?と思ったのですが、この為か! と合点。
ギリギリぶちまけられないところでしたが、周辺にいたのでトマト臭かったです。

トマト嫌いな人っていると思うんですよね、、、、。

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混沌の猿でナウナウできて嬉しかった。やっぱり10曲は上がります。

10は、一人暮らしして初めての夏のサウンドドラッグだった。

曲そのものも好きですし、やっぱり初めてリアルタイムで触れることのできたアルバムなので思い出深いです。 


yukarieさんも、ほぼ全編に渡って出演。サックス要らずの時はコーラスしたり、煽ったり。
非常に贅沢。
薫風、夏の日あたりにサックスが絡むともう手の付けようが無い……最高である……音源化してくれい……、と思ったら狂信盤……。

 

なんかいいことばっかり書いている気がしますが、

書いてもキリがないほど、映像、演出を駆使した素晴らしい公演だった。
本当に素晴らしかった。行ってよかった。

 

「夏」というものをテーマにするといって、音源を作って、ここまでの公演を行うカリガリに、ブチャラティ風に言うと”スゴ味”を感じました。

だし、様々な要素がちょうどいいバランスで成り立っていた公演だったと思います。
なんかチケットが売れてないとか云々あったみたいですが、これだけの熱量を見せてくれるバンドが無くなったりしちゃ駄目だ

純粋に曲が良いし、ライブも楽しいので。

やっぱカリガリは良いです。

これからも、節目節目のライブくらいは観れるようにしたいです。

 

お土産も◎。

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SOFT BALLET - ENGAGING UNIVERSE [PV]

umbrella アコースティックワンマン「雨やどり」 南青山Future SEVEN 2016.06.23

umbrellaさんのアコースティックワンマンにいってきました。

メモ程度に書いていきます。

 

会場はなんと、南青山Future SEVEN!

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TWEEDEESの初ライブ以来です。

あの日は清浦氏の”アノネデモネ”、Cymbalsの”Show Bussiness"を演ったとてもいい夜だった。


KLING! KLANG!! / TWEEDEES(トゥイーディーズ)

 

246沿いの新しい会場で、通り沿いのビジョンがとても綺麗なんです。

トイレや各設備のクオリティもピカイチ。

 

また、プレミアムシッティング公演のため座席アリ。お客さん60人くらい、、、

都内のワンマンでアコースティックオンリーを切る、バンドとしての気概を感じました。

個人的にはアコースティック続きなので、そろそろバンドver.も見たい、というかワンマンが見たい。。。

 

以下セットリスト、twitterより。

 

インストアイベントで演った曲プラス数曲でした。

曲の良さを再確認。

 

リズムの崩し方やメンバー間のアドリブも所々決まっていて、見ていて本当に楽しい。

「月」、風見鶏あたりがアコースティックで本当に映える。

「月」のコード進行なんか普遍的だよな、と思う。

終演後、流れていたのは再録版??

アマヤドリはあまり音が良くないので、再録か何かでまた出して欲しい!!!!

 

最後、唯さんのMC

「こんなヴィジュアル系バンドがいてもいいでしょ。」

同意です。

 

余談ですが、

仕事終わりに自転車で行きました。

ヴィジュアル系のこうゆうのと一緒に撮れる機会なんてそうそう無いので撮りました。

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いい写真。

 

ヴィジュアル系とのミスマッチ。

思えば学生時代は、部活をやりながらも全力でヴィジュアル系を聞いていた。

練習のときも、試合前も。

9GOATS BLACK OUTのクワトロ公演も、部活で追い込んで歩けないくらいのときに行った。

 

一見相性が合わない文化×文化でも、とても心地いいバランスなんです。

とても息苦しい世の中で、こういった場所で精神的なバランスを取っているんだと思う。

 

Radioheadの新譜聞きながら、都内をぐるっと走って帰ってきた。

A MOON SHAPED POOL。

「月」が綺麗でした。


Radiohead - Daydreaming

 

今日はカリガリ

渋谷、世界電気通信の日、或いは弾き語る動物の5月第3火曜日 in SHIBUYA CHELSEA HOTEL 2016.05.17

先週のことですが、雨上がりの渋谷に行ってきました。

 

セットリスト

1.Hello Again

2.球根

3.真っ赤な糸

4.接吻

5.赤橙

6.丸の内サディスティック

 

ex.amber grisの手鞠さん、ex.yazzmadの健希さん、ex.caligariの誠さん

どれも区切りを見に行ったバンドだったので、感慨深いのやら何やら。

びっくりしたのが、誠さんがアコギ&パーカッションだったこと。

 

中盤のMC、健希さんがコフィンやfeel meのイントロを弾いて、手鞠さんが”いや、それやっちゃうとさぁ、、、”みたいなやりとりがあって、涙目。

解散から一年経ちましたが、やっぱりamber grisが忘れられないし、やっぱり手鞠の歌が一番好きだなぁと。

と同時に、なんでこんなところでカバーなんかやってんだよこの三人が!!!!

と思ったのも事実でありました。

 

といいつつ選曲が結構ツボ。

まさか!球根を一週間のうちに、吉井さんと手鞠さんの声で聞くことになろうとは思わなかった。生命のスタッカートびしびし感じた。

真っ赤な糸も。例に漏れず、ネガとポジ世代なので。

初めて触れた音源がシングルの”真っ赤な糸/藍より青く”なんですけど、これ今でも名盤だと思います。 

 

真っ赤な糸(初回限定盤)(DVD付)

真っ赤な糸(初回限定盤)(DVD付)

 

 

手鞠さんのことだから、DA PUMPRhapsody in blueあたりを入れてくると密かに期待していたんですが、さすがにそれは無かった。

赤橙も思い出のある曲なので◎でした。健希さんのギターに合っていました。

 

竜太郎さん、ネジ村さん?は往年の名曲たちを弾き語りしていました。

こうゆうコンセプトなのかぁと。

22才の別れ、悪女あたりが印象に残っています。

プラはそれこそ十年来位で好きなんですけど、観たことは無くて。

なので良かったです。


余談ですが、時を同じくしてクワトロではARCH ENEMY初期メンバーによる、BLACK EARTHのライブが行われていました。

ヨハン見たかったですけど、まぁ手鞠を選んだということでどうか。

 

CHELSEA HOTELって初めてだったんですけど、雰囲気いいなと思いました。

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KYOSUKE HIMURO LAST GIGS in TOKYO DOME 2016.05.23

手鞠とか見たりしたんですけど、やっぱりこれをしっかり書かないとな、といったところです。

 
LAST GIGS最終日行ってきました。池袋のドームではなく、水道橋のドームに。
LAST GIGSって言葉、汎用的な単語の並びなのに、この人以外に使う人も使える人もいないであろう不思議な言葉です。
 
セットリスト
01. DREAMIN'
02. RUNAWAY TRAIN
03. BLUE VACATION
04. TO THE HIGHWAY
05. BABY ACTION
06. ROUGE OF GRAY
07. WELCOME TO THE TWILIGHT
08. ミス・ミステリー・レディ
09. "16"
10. IF YOU WANT
11. LOVER'S DAY
12. CLOUDY HEART
13. LOVE & GAME
14. PARACHUTE
15. BANG THE BEAT
16. WARRIORS
17. NATIVE STRANGER
18. ONLY YOU
19. RENDEZ-VOUZ
20. BEAT SWEET
21. PLASTIC BOMB
22. WILD AT NIGHT
23. WILD ROMANCE
24. ANGEL
 
EN1
25. The Sun Also Rises
27. IN THE NUDE
28. JEALOUSYを眠らせて
29. NO.N.Y.
 
EN2
30. VIRGIN BEAT
31. KISS ME
32. ROXY
33. SUMMER GAME
 
EN3
34. SEX & CLASH & ROCK'N'ROLL
35. B・BLUE
 
Ending SE
REVOLVER
ANGEL
 
"最後の夜だぜ"の一言は聴きたくないのに、聴きたかった一言。
 
中盤少し苦しそうな部分があったけれど、終始本人が楽しそうだったし、あんなに盛り上がった東京ドームは最初で最後なんだろうな。
 
BOOWYはもちろん好きだし中高時代にだいぶ聴いたけれども、リアルタイムでバンドを感じていたわけではなく思い入れはそこまで無くて、やっぱりソロ曲が好きだし、少し渋くて艶っぽい今の声が大好きなんです。
今回のツアー、地方のセットリストを見た時はソロの〆なのにうーんと思ったけど、横浜が1224で、LAST GIGSはLAST GIGS、つまり"オマエ達の為に用意した、最後の夜"なんだとライブを見ていて合点がいきました。
横浜の最後のANGELは本当に忘れられないし、アレで一区切り付いたのは間違いなかった。

BOOWY曲もソロの名曲もやりつつ、近作からもチラホラ。
WARRIORとかも、ライブで聴くとよく出来てるなぁと思う。氷室は最後まで現在進行形だった。
近作の話だと、今回はやらなかったけどNORTH OF EDENは本当に名曲。いい意味で、三十年以上のキャリアを経てから出す曲じゃないと思っています。
 
アンコールからの畳み掛けは本当に凄かった。
セットリストもだけど、どれも好きな曲!自分も好きで、皆さんも好きであろう曲。
JELOUSY,SUMMER GAME,VIRGIN BEATとか、王道ですけど、やっぱり好き。本当に色褪せない名曲達。
ANGELはHigher than heaven バージョン。
個人的にはROXY、SEXあたりが聴けたのも良かった。ROXY大好きなので。
 
SUMMER GAMEの後、百恵ばりにマイクを置いたのがとても印象的。そこからが追加だったのは、DAITA氏のインスタを見て納得。
区切りを大事にする氷室さんだからこそ、B・BLUE〆は疑問だったけどなるほどな〜と。
to the boys and girlを上で歌っていました。最初のサビから。
 

もう氷室さんに会いに行って、元気をもらうことはないのかと思うと寂しい。本当に寂しい。
十年そこいらしかライブ行ってなくて、こんなこと言うのは恐縮なんですけど……氷室って、ライブでも正確なピッチで歌い上げるし、ビシッと決めるんですけど、毎公演毎公演ドラマがある。
調子いいが悪いとかの分かりやすい面もそうだけど、そういったものだけじゃない。声の感じだったり、会場の雰囲気だったり。こればっかりは文字で書き起こせないです。歌、というより氷室京介そのものを観に行っていた感じ。

世の中のメディアでは見れない側面が沢山あって、それはライブで垣間見ることができるんです。
そういった点もファンを惹きつけてやまなかった理由の一つなんだと思っています。
 
思えば、IN THE MOODのツアーから参加しなかったツアーやライブは無かったので、そこは後悔の無いところです。Harvestやって欲しかった。
彼の音楽に触れるようになってから十年位経つけど、本当に氷室京介を好きで良かったと感じた一夜でした。
 
また、還暦あたりを目処にアルバム出すというMCがありまして。
MCって大事、あれから場も柔らかくなったし曲がちゃんと身体に入ってくるようになった。
amber grisのラストライブのarch.前のMCなんかも良かったんだよな。
 
あと情けない話、リアルライブビューイング席だったんですけどだいぶ良かったんです。
音もかなり良かったし、観客の姿を観れたのは圧巻だった。アリーナ席まとまりすぎてて、笑っちゃう位。
ステージを生で観れないことが大きなマイナスでしたが、半分以上補って余りあるよくわからない席だった。
だし何度か端まで来てくれた時に、しっかり肉眼で見えました。
BABY ACTIONで"お前に今もfeeling love tonight"と本人をしっかり指差して言えたのは本当に良かった。気持ち悪い話ですが。
 
まとまらないし、書き切れない!

今までありがとうございました。
氷室さん最高だ!!

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THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016 at 代々木第一体育館 16.05.12

イエモン復活二日目に行ってまいりました。

イエモン自体は、他の好きなバンドたちに比べるとそこまで熱狂的に好きだったわけでもなく、って感じなんです。

ベスト借りて、友達にアルバム何枚か借りてみたいな温度感。

でもやっぱり好きな曲、聴きたい曲がいくつかあって、、、大体やってくれた!!!!!

久々に会う友人と、”SEAからのBURN演って欲しい、SEAはマスト!”とか一曲目の予想とかしながら会場に向かいました。僕の一曲目予想はパンチドランカーでした。いい時間。

また、天気も良かったので開場前は広場をブラブラブラブラ~。

バラ色募金すると、ピック一枚もらえます。乳白色のやわらかめのにバンドロゴがプリントされたシンプルなピック。ロゴは何色かあるみたい。イエモンの曲弾くときはもう少し硬いの使いたいかも。

グッズはナイロンポーチが◎でした。ギャルのビキニ的な柄を感じながら、一抹の背徳感を感じていました。いや、普通にかっこいいんです。

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広場に限ったことではなく、一日中、一日目の情報が耳と目に入ってこないように苦労しました。

 

セットリスト

1.プライマル。

2.楽園

3.Love Communication

4.LOVE IS ZOOPHILIA

5.A HENな飴玉

6.Tactics

7.LOVERS ON BACKSTREET

8.FINE FINE FINE

9.球根

10.カナリヤ

11.HOTEL宇宙船

12.花吹雪

13.空の青と本当の気持ち

14.ALRIGHT

15.SPARK

16.見てないようで見てる

17.SUCK OF LIFE

18.バラ色の日々

19.悲しきASIAN BOY

EN

1.Romantist Taste

2.LOVE LOVE SHOW

3.BRILLIANT WORLD

4.WELCOME TO MY DOGHOUSE

5.JAM

 

各時代網羅した、素晴らしいセットリストだった。と思います。

プライマル。始まりは絶妙なセレクトだと思うし、今このタイミングで最も響く歌な気がします。

というか、曲はいいけどなんか立ち位置が微妙だったこの曲が、生まれ変わるにはこのタイミングしか無かった!名付けてPIERROTのHELLO方式。あれも見に行きました。

個人的には、学生の頃、後輩(かわいい)がカラオケでこれ歌ってて、そういった意味でも思い出の曲。

後輩がプライマル。を知っている・歌っていることで何か救われた気がしたんです。ずっと見惚れていた、、、わけではない。


プライマル。 / THE YELLOW MONKEY

 

楽園の配置も良かった!スーッと世界に入っていけました。

その後は何曲か初期の曲。jugar hard painあたりの。LOVERSはやると思わなかったので、びっくりしました。

この辺は特に思い入れは無いところだったので、じっくり会場の雰囲気を楽しんでいました。やっぱり大きい会場でのバンドのライブはいいです。なんだかんだ大きい会場でバンドを見るのはLUNATIC FEST.以来なので。

音楽業界全体で見れば、ある種ニッチともいえるこの手のバンド(イエモンはニッチではないか)が、大きい会場で演るってそれだけで少し楽しくて。

あと今回の代々木、音が異様に良くて驚きました。ラルクのライブ行ったときは、ハウリングが酷くて聴けたもんじゃなかった。DRINK IT DOWN初披露のツアー。

ギターの高音域は若干厳しかったけど、各楽器しっかり締まりのある音像だったし、しっかり音楽を聴くライブとして楽しめた。代々木第一体育館のイメージ変わりました。

中盤セクションは、自分でセットリスト作ったのかと疑うくらいにドンピシャでした。球根と空の青は二大聞きたい曲sだったので。

導入でエマがギターかき鳴らしていて、天国旅行来るか!?!?と思った矢先の球根。生命のスタッカートをビシビシ感じました…。

カナリヤ→HOTEL宇宙船→花吹雪のSICKSエリアも◎。カナリヤは8だけど、かなりいい選曲!カナリヤ好きだよ!花吹雪での桜色の照明がとても綺麗でした。

からの空の青と本当の気持ち、この流れで聴くのは最高に気持ち良かったし、なんだかんだ一番好きなので嬉しかった。イントロから景色グワっと広がったし、素晴らしい曲でした。

毎回思うけど、実物を見るまではどこか身体に入り込まない部分があるけれど、実際に演奏しているのを見ると、曲に立体感が出てまた好きになる。

絵でも音楽でも景色でも何でも、やっぱり実物を見て”五感+α”を感じるのが大事だなと思います。

 

いったんメンバーが捌けてからの後半セクションはALRIGHTから。

ここもドンピシャなセットリスト、SPARKはとても盛り上がっていました。

どれも一度は聞きたいと思っていた曲達だったので感無量!SUCK OF LIFEも映像化されてる東京ドームばりのメンバー紹介があって、ホンモノだぁ と思いました。

バラ色前の

”あれからどうでしたか?”

”バラ色の日々を探しにいきませんか?!”

あたりがハイライトでしたね。

ASIAN BOYも良かった。イエッサーした。

アンコールは、普通にアンコールな感じでした。1日目はBURN演ったみたいだけど、SEAは無かったみたい。……SEAはマストだよ!

 

往年のファンの皆さんは思うところ色々ありそうですが、一曲一曲歓声が上がるようなお祭りムードが終始漂う、幕の内的なとてもいいライブだったと思います。

あまり詳しくないつもりだったのですが、演奏した曲は殆ど口ずさめたし、思った以上に好きだったんだなぁと、余韻に浸る昼下がりであります。欲を言うなら、アバンギャルドで行こうよ・熱帯夜・パール・天国旅行あたりも欲しかったけど、徐々にセットリストも変えていくんだろうな。もう一回位見たいかも。

あと詳細は省きますが、メンバーが純粋に生き物としてカッコよかった。

 

イエローモンキーって、思いっきり”和”のメロディとかでは無いんだけど(むしろ逆か)、とても日本的な詩や雰囲気を大事にしているバンドなのだと再確認しました。

グラムロックとかUKとかの皮を被っているけど、しっかり日本人っていう。

悲しきASIAN BOYなんかも、このタイトルなのに、サビが

”桜色の唇に 触れたいのに 唇に”

なんて日本的な詩や文法をサラッと盛り込んでかつキャッチーに仕上がっていてもう最高です。”青い空”じゃなくて、”空の青”なとことか。甘い考察ですが、言いたいのはそうゆうことです。

日本語ロックなんて言葉、たまに耳にするし、どの人たちがそれにカテゴライズされるorされているかわからないですが、僕の中で日本語を面白くかつ綺麗に操るっていう点ではイエモンがナンバーワンです。”操る”という点で。

 

とにかく、中学生の頃から見たかったバンドがみれて良かったです。

月並みですが、一言で言うとこれに尽きました。

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