スーパーラジカル

ヴィジュアル系とか、、、、

GOATBED,BEATGOD GBBG 新宿BLAZE 2016.12.17

GOATBEDとBEATGOD、二部公演行ってきました。

新宿BLAZEはcali≠gariの最後の宿題以来でした。その前はMoranのこの世の果てだったかと思います。

見やすいし、いい公演が多くていい印象のライブハウスです。

 

-GOATBED-

SE

DAMMNED THING IN THE RAIN

de NUDE

HELLBLAU

DEAD ZEPP

BELLA-DONNA

ENDE=NEU

Paramidia+

LIBIDO?

MUSK CAT

LIGHTNING THUNDERBOLT

天使達

ROSE&GUN

Only finally there is the free end+

テンプ

 

あれっ、一時間で終わり?

と思ったんですけど、コンパクトでまとまりのいいライブでしたし、何と言ってもENDE=NEUをはじめとする昇天系のチューンが沢山聞けて最高です。

のっけのIN THE RAIN→deNUDEも良かった。MASK CATも、配布版寄りのアレンジで美味でした。

本当に集中して音楽に浸っている時って、あまり振り返っても覚えていることが少なくて今回もそんな感じでした。

石井さんの腰が心配です。

テンプやる時、いやこれが最高ってわけじゃないんだけどなんつーかROSE&GUNSみたいな?あるじゃないっすか

とブツブツと言っていたのがツボでした。

この人会議とかで一人相撲始めるタイプの人だわ……愛おしい……となり申した。

VJが、GOATBEDの文字越しの海洋生物な感じで良かったです。

 

-BEAT GOD-

JOHNNY RIDE

RADICAL BARBARIAN

MADMAN DANCE

Geo De Dio

13RATIO

POP GROOVE

DOT'S DASH

BY PHERO MONDE

WAR WAR 

REDEOROGY

DISCOMA

JYUNKAN NO NEIRO

VOGUE MAN

 

NEUROMANCER

WORKING MAN 

SAYS SAYS SAYS

恋をとめないで

 

初期の名曲たちに触れたのはどれも初めてで、感動しまくりでした。

全部名曲で震える、埋もれてしまうのは余りに惜しい、、、。

GOATBEDって、テクノやビジュアル系の要素はもちほんあるんだけれど、BOOWYやらの”BEAT系”の流れをくんだ、かっこいいメロディや独特の浮き感みたいなもこが肝だと思っていて。

それを存分に味わえて良かった、カバーの流れもありましてそんなことを思いました。

あの時の石井さんは、純粋に音楽を楽しんでおられるようで、見てるこっちもニコニコでした。

女性陣も花を添えながらも、サポート然としていて素晴らしかったです。

 

今年の石井さんはカバー祭りでしたね、、、

SOFT BALLET、ZI:LILL、D'ERLANGER、BODY、COMPLEX

言ってしまえばEX-ANSもか、、

 

GOATBED漬けというなんとも贅沢な1日でした。

観に行ってよかったです。

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デも/demo / 有村竜太郎

 

デも/demo(初回生産限定盤A)(DVD付)

デも/demo(初回生産限定盤A)(DVD付)

 

Plastic Tree  有村 竜太郎さんのソロ音源。

 

発表時はもっと、それこそボーナストラック収録のopのような宅録的な質感かと思いきや、しっかりバンドサウンドで仕上げてきてくれました。

 

シューゲイザー的な音像、音の運び、割にシンプルな楽曲、

広げすぎないプリミティブな感触の中で、良質なメロディと楽曲を詰め込んできたあたり流石としか。超ツボです。

プラが好きな人ほど、ソロであることを感じると思う。

 

普通のバンドって、ボーカルがソロやりだすもんだけど、プラは竿隊のソロ活動があってからのこれだし、変な感じが全くしない。

そうゆうところもPlastic Treeってオンリーワン。

 

54年振りの都心雪を見ながらの浮遊、雪とシューゲイザーサウンドの親和性を再確認させられるものでした。

有村竜太朗「浮融 / fuyuu」

 


My Bloody Valentine - Soft As Snow (But Warm Inside)

umbrella インストア at 渋谷ZEAL LINK 2016.11.16

ここ最近、いろいろ、、、それこそVJSなんかも参戦していたりしながら夏秋を過ごしておりました。もう少しライトにやっていこう。

niguさんの夏秋いいです。

 

いけるか微妙だったのですが、行けました。

1300スタートのインストアイベント。

真昼の屋内、ここにあり、、、。

今回のシングル”ヨルノカーテン”は非常にツボです。

 

メンバーさんにアマヤドリ以来のファンであることを伝えられてよかった。 

 

umbrella、今年はすべてアコースティックでした。

ライブハウスでも見たいんだけど、何故か日取りが合わない。

「月」が四回聞けたから満足ではあるのですが。

アコースティックだと風見鶏なんかも好き。

 

 

A9 12TH ANNIVERSARY 2004-2005 ONLY LIVE "NO NAME" -名前は未だ無い- 2016.08.28 新木場STUDIO COAST

晩夏の新木場。いってきました。

涼しくて体感的には丁度いい曇天でした。

 

アリス九號.

このバンドは自分のV系遍歴を語る上で大きなバンド。

Alice Nineになってからは熱心に追ってはいませんが、やはり思春期にインプットしたものはそう簡単に離れていかない。

 amber grisや9GOATS界隈では、なんとなく口に出してはいけない位のバンドだった気がする。

世界観も何も無い、ルックスだけ、アイドルバンドみたいな。

結論、そんなことは無かったです。

 

今回のライブの記録+少し自分語りを交えて記録しておこうと思います。

完全に自己満足。

 

L'Arc~en~Ciel,黒夢,X,LUNA SEA

所謂、大御所のバンドを聞き漁った中学時代。

アルバムや関連音源とにかく片っ端から聞いた。

so,,,当時はラルク以外のバンドは解散(またの名を終幕、無期限活動休止etc)をしていて、心の底から生まれた時代を憎んだものでした。

友達と”生まれた時代を間違えた、、、時代が生んだ幻の花アァァ!”みたいなことをしきりに口に出していた。坊主頭だったけど。

それこそ彼らに対する今の感じ

”復活して何回か見たしもういっか~”

になるなんて想像もしていなかったし、当時の自分が見たら驚くと思う。

あの曲もこの曲も生で聴いた。

 

はじめてライブに行ったのもこの歳だった。Janne Da ArcのJOKER TOURの武道館。

一曲目のin silenceで身体に走った電撃は今でもはっきり覚えている。


01. in silence / Janne Da Arc ~JOKER~【HD】

 

とまあ色々ありますが、その年の暮れ、地元のしがないCD屋(今はもう無い)に張ってあった一枚のポスターに衝撃を受ける。

大日本異端芸者ガゼットさんのCassisのポスターである。


ガゼット / Cassis PV

未だにあのポスターはかっこいいと思うし、当時迷走がちだったシーンのある種の極致みたいなところ、あったように思う。

何より、今ではもう感じられない”大日本異端芸者 ガゼット”という字面に惹かれてしまった。

あのビジュアルで"ガゼット"。

曲を聴けば聴くほど、クサクサのメロディラインが刺さって病みつきになった。

でも名前は"ガゼット"。確信犯か。

ちなみにそのポスターは店員のおじさんに交渉して、掲示期間終了後ゲット、一度も飾ること無いにも関わらず押し入れに眠っている。

そして初めてV系のCDを意識して買ったのが、the GazettENILでした。


Baretta - the GazettE ( live )

あぁガゼット大好きだったな……。

NILではバレッタが一番好きです。

 

逸れました。

 

そしてガゼットを追うと、程なくしてPS COMPANYに出会います。

今もかもしれないですが、当時のPS COMPANYのHPは

各アーティストのDISCHOGRAPHYのところで、

曲名をクリックすれば、初期の音源に至るまで試聴ができるようになっていて、

中高一貫に通う中学三年生の持て余した時間、それと溢れんばかりの好奇心と物欲を構造的にいじるにはもってこいの造りになっていた。

 

そして、最初に自分が思ったのはこれだ。

5曲で2500円もするミニアルバムって制度なに、、、。

今もそうだが、12,3曲入っていて3000円、これが世間の相場だ。

しかしこのミニアルバムという制度、体感的にはケミストリーとかのアルバムの二倍の値段だし

SE込で、5曲2500円なんて極悪ミニアルバムもあった。

 

One×One

One×One

 

 

ラルクDAHLIA etcで、人並み以上に耐性はあった自分でも理解に苦しんだ。

あれには参った。中学生にはとても手が出ない。

 

よって近くのTSUTAYAで、希望投書のところに書くのである。

〜導入してください、のアレです。

ガゼットのミニアルバム達と、アリス九號.の作品なんかを書くとすんなり導入された。ナイトメア、Kagrra,あたりも然り。

うまくPS COMPANY主導の再発のリズムに乗っかったのだろうか。

今思うと、本当に有難かった。担当さんには大感謝。

あの施しが無ければ、きっと僕はV系を聞くことを諦めていて、あのバンドやこのバンドにも出会えなかった。と思う。

今は亡き砂上の”国領店”、お世話になりました。

 

逸れました。

 

当時は、PS COMPANYの総合トップにKagrra,の誓ノ月のPVが埋め込まれていて、この曲にも衝撃を受けたものです。


[PV] Kagrra, - Chikai no Tsuki [誓ノ月]

2006年頭、今思えばネオビジュアル系が盛り上がる直前だし、いい時代だったと思う。

悔いるとすれば、暇さえあれば、PS COMPANY関連のバンドを漁っていたこと。

少し周りを見れば涼平さんのいるアヤビエや、deadman、蜉蝣、Sugar、Ruvie、まだ白いRentrer en soiが存命で手を伸ばせば触れることができたのに……。

 

アリス九號.にはこうして、PS COMPANYを経由して出会いました。

当時も、顔だけとかなんとか言われていたけれども、僕の場合思っていたのは逆で

顔はそんなだけれど、曲いいな と思っていました。

顔がそんな とは恐れ多いですが、まぁそこまでズバ抜けてよくは無いだろう、むしろ曲の方が良くないか?と本気で思っていた。

そしてバンド名が好きだった。これみなさんあると思うんですよね。

アリス九號.っていういかにもなネーミングですが、

なにかやってくれそうな名前。そういったところあったと思います。

 

和洋折衷のなかに、荒削りにも散りばめられた煌びやかなアレンジや音色。

ズバ抜けた個性はないけれど、歌モノとしての確かなクオリティがあったし、やっぱり中学生の心を掴むには十分なカリスマ性 みたいなのがありました。

遍歴をみても、なんだかんだエリート街道を進んでいったバンドなわけで。

初ワンマンがリキッドルームで、結成1年でAXって凄い。

 

当時バンドをやっていたので、たしかにドラムの感じソレかぁ!みたいのもありましたが、とにかく曲がいいなと思っていた。

グラデーションのAメロとBメロの切り替えとか斬新です。

 

今でも徳間の頃の音源なんか殆ど聞かないけれど、絶景色までの曲は今でもよく聴く。

Daybreakなんかは好きですが。

 

というわけで、行ってきました。

2004-2005 only。

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セットリスト

1.平成十七年七月七日

2.花一匁

3.グラデーション

4.聖者のパレード

5.メロウに沈んで

6.明治

7.朱い風車

8.H.A.N.A.B.I.

9.本日ハ晴天ナリ

10.百合は蒼く咲いて

11.無限の花

DRUM SOLO

12.Siva&Diva

13.ハイカラなる輪舞曲

14.白夜ニ黒猫

15.アゲハ

16.闇ニ散ル桜

EN

1.春夏秋冬

2.銀の月 黒い星

EN2

1.葬園-名もなき君へ-

2.光彩ストライプ

3.タイムマシン

 

こんなセットリストでした。

あまりガチガチに固めた構成ではなく、ちょこちょこMCを挟む、割にアットホームな感じでした。

白い幕に、これまでの活動を遡る映像が流れ、平成二十八年からカウントダウンして平成十七年七月七日になったときは鳥肌立った。

 

全体を通して大きくアレンジを加えている曲は無かったものの、やはり現在の彼らの味が存分に出ており、一番新しいEPで聞けた、抜け感のある音作りを随所に感じました。

徳間時代の再録曲は、再録アレンジだったと思います。

銀の月 黒い星は、ギター寄りではなくリズム寄りのアレンジになっていて気持ちよかった。一番好きな曲ながら、若干PRISMATICを感じた。

 


Alice Nine - Gin no Tsuki Kuroi Hoshi PV {HQ}


A9「PRISMATIC」

 

一方でグラデーション(風の行方 聞けず)、葬園なんかは、虎パートがはっきりロングトーンになっていて、より曲の奥深さが演出。

よくよく音源聞いてみると鳴ってる、みたいな音も強調されていて新たな発見。

この辺は本当にいい曲だと再確認しました。変に力が入っていなくて、かつやりたいことが詰まっていて。

十数年間演っていなかったという、"本日ハ〜"も、いい仕上がりだった。この曲は確か本当の本当に最初にハマった曲。感慨深い。

 

ベースも、音源に比べかなりルートに徹していたんじゃないだろうか。

あ、沙我様はハイカラのラストでベース舐めしてた。

 

序盤に好きな曲が多くて、音響の感じに耳が慣れてないうちだったので、それだけが悔しいところです。

そして、改めて2年弱でこれだけのレパートリーを作り上げたことに脱帽。

和洋折衷、聞かせる、暴れる、バランスが取れている。

だし、よく言われる"捨て曲"みたいなものが無い。

故に、今回みたいなライブが組めたのでしょう。天晴れ。

 

ただやっぱり、ピッチの甘さやまとまりの無さに、もやっとする場面もあったので、

やっぱり今の曲のほうがしっくりきてるのかな、とも思ったりしました。

あと個人的には一部のファンの方のせいで若干嫌な思いをしたので、まあそれに若干水を差された感じもありましたが。

自分は正直これが最初で最後のライブだと思うし、少しお邪魔させてもらった気分です。

 

思い出の楽曲を沢山聴けてよかったし、行ってよかった。まさしくタイムマシン。

最新曲位やりそうな気もしていたけど、ちゃんと"2004-2005 only"していて気概を感じました。

(広義的に暁、幾億のシャンデリア、檸檬、天体アンブレラあたりも密かに期待していた)

 

12周年おめでとうございます。

音源はこれからも追っていこうと思います。

 

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サイレントノイズ / Plastic Tree

 

サイレントノイズ(初回限定盤B)

サイレントノイズ(初回限定盤B)

 

昨年末リリースされたアルバム"剥製”以来のリリース。

ブックレットverを購入しました。
歌詞カードが全部トレーシングペーパーで、豪華仕様です。

ジャケットは他の形態の方が好みだったりするんですが。

 

"サイレントノイズ"
イントロのザラつきのあるリフから、ナカヤマ氏の16分テケテケが決まる個人的には大好物な入り。

プラ節全開ながら、どこか煮え切らない、中火でぐつぐつ煮込んでいる的な温度感が絶妙。

なんとなく瞳孔を思い出しました。

 

"静かの海で"

かなり唄に比重を置いているようで、メロディがとても好きです。

割にベタなこのテンポの楽曲ってあまり無かったから新鮮。

哀愁みたいのも感じますが、どちらかというと明るいのがミソ。

 

"シンクロ”
アグレッシブなナカヤマ曲です。

ギターソロが伸びやかで気持ちいいですが、あまり印象には残らないかな、、、。

 

新鮮さはないけれど、らしさが詰まってる一枚だと思います。
タイアップのこともあってか、良くも悪くもまとまってます。
そして、引き続きカップリング曲の安定感がピカイチ。

でも個人的には、あまり曲としてグッとくる感じでは無かった。です。

夏なので、うつせみ聴いて寝ます。

11. Utsusemi - Tent Live performance Budokan 2009


Plastic Tree - サイレントノイズ【MUSIC VIDEO】

 

THE NEW BP. / BP.

 

THE NEW BP.

THE NEW BP.

 

 

もとよりcoaltar of the deepersなんかは愛聴しており、その流れでBP.を知りました。

COTDの2012年末の初期曲ライブは、人生の思い出の一つとして強烈に刻まれております。感動した。

 

というわけでBP.、イチマキさんが所属するバンド…以上のことはあまり知りません。

音源の存在は知っていたものの

欲しい→忘れる→欲しい→忘れる

を繰り返しているうちに三年程経ってしまいました。

全力でもっと早く買えばよかったと悔いています。

僕は初期アヤビエに対しても同様のミスを犯しており、本当にバカ野郎であります。

 

この度、機会があり手にしたこの”THE NEW BP."でありますが、超が付くほどの名盤だと思います。

轟音、ウィスパー過ぎない抜けのいい歌声(定位はあくまで奥)、ポップ、やたら分離のいいシューゲイザーの肝を押さえた確信犯的サウンド作りetc

個人的にツボな要素が詰まっている。

どうも1997年のミニアルバム以来の新音源らしく、イチマキさん以外のメンバーも違う。

ゴールデンBPと比べると、良くも悪くもバランスが取れた また声も落ち着きがある 優等生的な作りになっていますが、ちょっと前のめりなところとか混沌としつつも疾走する みたいな個性は健在。

激しさ、せつなさ、焦燥感 のすべて、、、は言い過ぎにしても、それらをふんだんに内包している、そんな一枚。 ふんだんに。

 

シューゲイザーに通じる感じでほんのり切ない、っていうのが一つの構成要素かと思うんですけど、”せつなさ”が頭ひとつ抜けているんですよね。

味わいというか、匂いみたいなものでしょうか。

とにかく、これは時の流れと共に埋もれていくには勿体無すぎる一枚。

 

”GOODBYE,LOVE”

COTDでもカバーされたGiantの流れを汲んだ一番わかりやすい曲かも。

煌びやかなフレーズを散りばめながら、心地良く疾走。

中盤にお決まりのパワーコードパートをさらっと入れてくるあたり憎いです。

歌メロでいえばこの曲が一番好きです。

 

”TOMATO BAZOOKA”

序盤のブレイク連発のところ、音使いがCOTDを彷彿させます。

フィードバックも効いてますし、お家芸である緩急が楽しめます。

 

”PUDDLE”

キタァァァァァァァァァ!

イントロのアルペジオから殺られた。せつない。せつなすぎる!

テンポ入ってからの、泣きのディストーションギターもたまらんです。

核となるフレーズはほぼ変わらないのに、繰り返す度に熱を帯びていく構成がたまらない。

 

”LOOP”

この作品の中では一番掴みどころが無い気がする一曲ですが、

クリーンのフレーズがとにかく気持ちいい。歯切れもいいし、スケール捌きが爽快。

混沌とした疾走感。

演奏の緩急もそうですが、男性のシャウトとイチマキさんの歌声の対比もそれらの感触を助長させています。

アウトロでご飯おかわり!

 

PRAYING MANTIS"

Aメロがいいです、ハイハットは四つで刻んでいるけど、足は八のリズム でしょうか。

泣きながら身体を揺らしたくなるような、そんなリフとリズム。こんな曲そうそうない。

この類のバンドの好きなところって、ボーカルありき じゃないところ だったりします。

ボーカルももちろんなんですけど、ギターとベースとドラムで、曖昧な感じでなく、しっかりせつない。

これは 名曲!

 

という

 五曲が五曲それぞれ役割を果たしており、ミニの作品として素晴らしいと思います。

全編通していいんですが、特に三曲目以降がたまらない。

たまに一人歩きするナイスフレーズの宝庫とも。

落ち着いて聴いてみると、そこまでシューゲイザーの要素は無かったけど。

キメや展開が多いから、ビジュアル系の音が好きな人はハマるかも。

 

最近いいもんねえなぁって人は買ってみてもいいかもしれません。

ライブ見たいなぁ。 

 


BP. / GOODBYE,LOVE

THE SECOND TIME AROUND / TWEEDEES と 詩踏み /DIR EN GREY

 

The Second Time Around【初回盤(CD+DVD)】

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沖井節は健在ながらも、より清浦氏の色が出てます。
初聞きは薄味に感じたが、二周目からは清浦美味アルバムだな、と。
前作よりも遥かに吹っ切れたボーカリゼイションが今作の特徴ではないでしょうか。PHILLIP、Baby,Babyあたりにドキッとさせられました。
敢えてか、必然か、沖井氏が一歩引いている気がします。


序盤三曲は沖井節全開で駆け抜けるも、続く三曲で清浦ソロともいうべくボーカルにフォーカスした楽曲たち。
終盤はBaby,Baby、Winter's day、友達の唄と沖井サイド、清浦サイドどちらにも振り分けることのできない言わば化学反応(振り分けること自体が野暮だということは重々承知しております)を存分に楽しめる。
特に友達の唄は泣ける。詩とメロディの大勝利と叫びたい。石井秀仁に歌って欲しい。

 

ラストのムーンライトフラッパーは歌詞が異端だけど、ザポップス感でなかなかハマってる。
ラストらしいラストで置きに行ってないあたり、やはり捻くれ者。

先述、沖井氏が一歩引くとか言いましたけど"速度と力"には確かにCymbalsのポップ×パンク、FROGのフュージョン感を感じれましたし、これは名曲であります。

 

こうゆうふうに考えると流れが綺麗で、通して聴きたくなる。

最初は中盤落ち着きすぎだろ、なんて思ったんですが。

個人的に、1stは"流れ"という点で通して聴く感じでは無かったので。振り幅が大きくて少し疲れる感じ。
クリンクランは一曲目だろ!と言いたいところだけど、でも、あなたにはがっかりは絶対一曲目。

 

総じて、、、

過渡期という言葉が頭に浮かんだ、とてもセカンドらしいセカンドでした。
V系シーンなんか、妙に完成度の高い1stとかミニアルバム数発出してからのフルアルバムとかいろいろチグハグするんですけど、ある種の手練が新人バンドとしての道程を作為的に歩んでる様がいじらしくも、清々しい。
間違いなくサードで化けるはず。
言い換えるならば、次のカタログがリリースされてより形を成す、

そんな作品な気が致しました。

 

また、作品全体に漂う哀愁みたいなものを、アルバムを通して感じてました。アルバムとしては、前作よりも好きになりそうです。

電離層のようなキラーチューンが無いですが沁みます。

 

ただ歌詞カードのデザインはもう少しいい写真や色感があったはず…。
むやみに持ち出すのはアレですが、Mr.Noone Specialの歌詞カードが大好きです。


BABY, BABY / TWEEDEES(トゥイーディーズ)


TWEEDEES『The Second Time Around』ティザー

 

 

 

そして時同じくして、DIR EN GREYの新譜も購入。

 

詩踏み(初回生産限定盤)(DVD付)

詩踏み(初回生産限定盤)(DVD付)

 

ここ最近とにかく一番高い仕様を買っていたので、まともなCDサイズで手に取るのはDIFFERENT SENSE以来。久々に見てみたら、あれもう五年間だった。

作品としての手触りにこだわり続けるいいバンドです。本当に。

でも武道館も行かなかったし、映像も買っていないし、完全に落ち着いてしまった。

凌辱の雨からディルの音源は買っているんですが、もはやディルの新譜という惰性で手にとっています。

今は正直sukekiyoの方が気になります。

今作品はシングルとしては久々のファストかつメロディアスな曲。

一応買った記録として。