0118 / おやすみホログラム
おやホロ、ライブレコーディング二作目。
前作の音源もかなり好みでしたが、
今作はマルチレコーディング+百瀬巡氏によるVn.ということで
前作とはまた違ったベクトルでのアコースティック作品となっています。
スタジオ音源に大分近い感覚かも。かなり好み。
全曲に渡りスパイスを加えているVn.に感化されてか、
はたまた時の流れのせいか、
このアーティストの醸し出す感覚のゆらぎみたいなものがありありと顕れており
それが比較的わかりやすく理解できる音源だと思います。
もう少し言うなれば、
夜を取り上げることが多いこのユニットの距離や時間の輪郭がおぼろげになるあの空気感、
がたっぷり味わえる一枚かとおもいます。
1stのジャケットの女の子たちが、ここまでせつなさと嫋やかさを繊細に表現するユニットになるなんて想像だにしなかった。
幼さやそれゆえの衝動を歪なバンドサウンド(これもまた衝動)に載せた音源から、
裸一貫で勝負する音源まで楽しめる素晴らしいユニットです。
この1stってもう三年前か。。。
おやホロって一貫してジャケットが二人の写真だから、たまに見返すとアルバム見返しているみたいな感覚に陥るんです。
あっ、「・・・」は違うか。
次作も楽しみだし、恵比寿のリキッドのワンマンも行こうと思います。
これまでインストアは何回か行っているんですが、ライブハウス行くのは初めてです。
インストアのざっくり感も好きだけど、ショーとしてのおやホロを見るのが楽しみです。おやホロはとにかく曲が好きです。アイドルとしての二人に興味は殆どありません。
たまにチェキ撮るけど。
【MV】おやすみホログラム「世界の終わり」 / OYASUMI HOLOGRAM [the end of the world]
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人生や時間を泳ぐといった感覚に溺れそうになる。
横たわっている永い時間に、黒い液体を流し込みながら挑もうにも
こころの何かが錆びてしまっていて、うまく動かない。
そうして皮肉にも日々養われていく厭世感が、またいじらしい。
DAWN OF THE GOD -official bootleg No.1- / the god and death stars
the god and death starsのライブDVD。
ようやく映像化です。
僕は2012年末のワンマンからgodさんは追っていて、
行けるライブにはいく といったスタンスを保持していたのですが
やはり映像化は嬉しいです。
ゴッド、初めての完全無修正ライブ映像作品を明日の大阪公演より突然会場限定盤として発売します・・・。
— aie (@THEGOD_aie) 2018年4月20日
あまり一般向けの作品では無いので、発売と同時に残少、無くなり次第廃盤、という特殊パッケージになっています・・・。https://t.co/QcukbYIfhn
2017年6月の手刀ドームでのフロアライブ
[standing happy june]の模様を全収録。
直近の曲も含みつつ、プールや風邪のライオン、媒介あたりも入っている。
そしてcanineも。
canineは空気の澄んでいる冬に星を見ながら聴いても素晴らしいし、今日みたいな初夏のややぬるい風を浴びつつ聞くにも最高な最高の楽曲!!!
canine芸人の私としては申し分ない!!
the god and death stars 2018 treller
Youtubeのティザー通り、ビデオまんまの画質で
音についてもライン録りまんま といった感じです。
良く言えば生々しく、悪く言えばまぁbootlegだなといった感じです。
ライブDVDとしては正直不足というか、ちょっとアレですが、
近くbootlegでないのも出してくれることを祈り続けることにします。
どんなに画質や音が良くても、ライブのそれとは違うことには違いありませんしgod様の場合それがより顕著かとも思います。
初めて手刀でgodさん見たときは、針のような印象で
局部的に殺気立っていた様が脳裏にこびり付いて
あれはあれで鮮烈な印象として残っているんですが、
今は、、、針と対比させるのであれば、、、足つぼマッサージのような
痛みは強いんだけれども
深くそして少し気持ちいい、
そんな不思議な感覚を、ジェリーベリーを聴きながら覚えました。
そして何より、ex蜉蝣、deadmanの肩書が全く気にならない位の
バンドの「強さ」を感じました。
僕自身二つのバンドは大好きながら生で観れなかったので、
お恥ずかしながら、少なからず影を追っていた部分はあったのですが。
深夜26時代に食らうthe god and death starsはとても気持ちがよかったです。
DIMMDIVISION.も本当に久しぶりにNight Flight聴けて最高でした。
あと余談ですが、手刀の階段に置いてあった、君は鋭く。のCDがとてもよかった。
「処方箋音楽論」というライブで配布された音源らしいのですが、
良ギターロックな感じで結構好みでした。
遂に今夜・・・。
— aie (@THEGOD_aie) 2018年4月21日
ゴッドジャパンツアー二日目・・・。
大阪心斎橋クラッパー、18時30分開幕・・・。https://t.co/3dWwRIpjrI
本日から発売出来そうな、カッコいいポーチに入ったDVD・・・。 pic.twitter.com/YE9nUl6AF7
カッコかわいいポーチもついていて、
godさんのCDは紙ケースが多くてまとめにくいので、
DVDは外に出して、CD入れるポーチにしました。
4 / cali≠gari
3に続いての4。反転シリーズも4作目。
既存曲のジャズアレンジ集ということですが、
実際は外注ジャズ集というか
よくある、ピアノアレンジ集とかそんなのに似ていると思います。
よくあるといっても最近はあまり見ないか。
青さんのギターもほとんど入っておらず、
ベースも打ち込みをそのまま弾いたみたいな風なので
”らしさ”は少なめですが、演者や質はとても高く
一口にジャズ風とは言えない仕上がりとなっております。
彼らのアレンジしたジャズ曲も好きなんですが。
そして再録された秀仁氏の歌声は
ジャズの特異性からか、譜割や音程も今回用にアレンジされており
なんとも心地よい仕上がり。
昨今のGOATBEDでもそうなんだけれども、鍵盤系の音との親和性に
ご本人がお気づきになられて様なそんな御振る舞いが見て取れますが、いかがか。
さよなら、スターダストのTOKYO FM感と
月光ドライブのミニマル感がたまらなく好きです。
わずらいは、唯一の正統進化形に思えますが、やはりこれにしか聞こえん!
というわけで意表を突いた選曲にびっくりした今作ですが、
いわゆるゼリーあたりも聞きたかったです。
なんかもうここまで来たら
アシッドジャズ風で精神的に飛べるみたいな一枚も聴いてみたいです。
今回の月光ドライブの間奏みたいな感じでアルバム一枚、
ジョンフルシアンテのソロ一枚目みたいな奔放さで。
何だかんだ作り込んでカッチリなバンドが、
お外の力でカッチリしすぎても個人的にはそこまで惹かれないんだなぁと思いました。
あくまで、彼らのフィルターを通して産まれるいろんな音楽に我々は惹かれているわけで。
あと余談なんですけど、CDの裏。盤面。
録音部分との境界がクッキリしてなくて
、最近見ないタイプ。
これなんていうか言葉を知らないんですが。
直近の3はクッキリタイプなので、レコード感出したかったのかな…
なんて深読みですかね。
もしそうだとしたら凄い。
というわけで、もう普通に再録してほしい
東京ロゼヲモンド倶楽部を貼っておしまいにします。
et al. / GOATBED
一般流通する?と言っていましたが、
現状会場限定で販売しているGOATBEDのニュウアルバム。
ver.Nって何のことだろう?
しかしながら待っていました!ひゃっほう!
CDの先行販売は
— GOATBED.official (@GOATBEDofficial) 2018年4月21日
14時半から行います
2500円ですよ
宜しくお願い致します pic.twitter.com/MlETXgNA5j
収録曲は
闇照らす、MAX DADA、THE NIGHT SHIFT、20th MOUSE
ー続きに狂った自動演奏、&C、the GOAT witch eats a GOD
の7曲。
全体的にメロディアスな楽曲が多く、どちらかと言えば聴きやすい部類に入る一枚だと感じました。
配布楽曲はいずれもアレンジが追加されており
20thはよりビート感が増し、
the GOATは鍵盤やfemale voiceが入りビート感よりもメロディが強調され
朝のよそ風のような清廉さすら感じます。
HELLBLAU収録のM-Dの歌入りMAX DADAが個人的に好きな一曲。
キックの音が気持ちいい。
ジャケットも素敵ですが、これは双子みたいなことを表しているんでしょうか。
昨年は2×2のQRで
配布二曲+night shift,physical,perfect loop,my speedy sarah(いずれもrough mix)
の計六曲 AGEMASSされたので、それを合わせたらこの一年で結構な曲数。
Less thanも二枚あった。音源たくさんでホクホクです。
私にとってのGOATBEDは「哀愁」ですかね。
石井さんの持つ憂いみたいものはどうやっても作品に出てしまうわけで
その匂いを嗅ぎに来ているわけです。クンカクンカ。
哀愁仕掛けのテクノ、と少しのビジュアル系。(敢えていうけれども)
最近GOATBEDの現場は女性が多くて、なんとなく肩身が狭いこの頃です。
需要の絞り込みに振っていくのは正しい方向かと思いますが、ちらほらいるメンズの存在も忘れずにいてもらえたら…。
下高井戸は近所なので散歩感覚で行きます。
FANDEATHも欲しい。
3 渡邉盤 / cali≠gari
もはや自身に欠かせないバンド、cali≠gari。
久々のセルフカバー集のリリースということで色めき立っていた私です。
セルフカバーシリーズの前作”2”は石井秀仁楽曲を石井氏がアレンジをし、
不思議なほどのエレクトロ×バンドサウンドの化学反応を体現した名盤でした。
収録曲は「破れた電報」「新宿エレキテル」「コバルト」「君と僕」「空も笑ってる」「腐った魚」。
今作は、青氏のバンド内セルフワークともいうべき
青氏がボーカルを取った楽曲のセルフカバーということで
正直あまり期待していなかった節がありました。敢えて聴く曲達ではなかったので。
ただ、ワンパッケージになると起承転結・アレンジのバランス共に素晴らしく、導入から終わりまで一気に引き込まれてしまった。
どの作品であれ、一曲目と最後の曲をしっかり作り込むのはこのバンドの好きなところです。
何よりの注目所は、コバルトと君と僕のアレンジが石井氏/吉田氏であったこと。
個人的にはGOATBEDにもどっぷりなのでやや贔屓目ではありますが、
前者については、ファニソンや淫美の流れを汲む”踊れる”構成になっており、村井氏のベースも弾みまくって最高の仕上がりに。
あと、どことない切なさを帯びさせるのが本当にうまい。曜日部分があんなことになるとは…。泣きながら踊れる仕様。
君と僕のギターには若干のラルクを感じています…。
新宿エレキテルはサックスやトロンボーン等豪華客演によるこれぞ第八期的な仕上がり。
セルフカバーだからできる崩し方を以て、このバンドの本筋ではない方面の魅力が溢れ返っています。
切なく!かっこよく!静寂と混沌!昭和歌謡とシティ感!でないところ。
やはり強烈に概念として存在しているところが強い。なと思います。
といいつつも、今作は全作詞作曲桜井青なわけで。
妙な安心感を持って聴けたのも事実で、ダークともライトとも言えない、なんとも心地よくまろやかな混沌を感じました。
ここ最近のカリガリは妙な安心感があるなと思います。音楽的には、の話ですが。
眼鏡屋さんとのコラボで、2018年版の密室感を感じました。
割にしっかりした眼鏡拭きがinしています。会社で使ってます。
いつまでカリガリしてくれるのかわからないけど、再結成後からずっと楽しませてくれてもはや感謝の域に達しています。
ナムナム。
Eins:Vier TOUR2018 Searching For You at 目黒鹿鳴館 2018.3.17
Eins:Vier 見てきました。初めて。
目黒の叙々苑の地下はSTEREO.C.Kの始動以来。5年も経ったのか。
結果的に言うと、Yoshitsugu氏を凝視した至福の二時間であった。
初期の曲はやはり単音弾きが聴覚・視覚ともにファビュラス。
とはいえLuna氏のベースも全く聞き逃せず、上手にいてもしっかり聞こえた。
どちらかというと中低音がふくよかな音作りで
しっかりピッキングして、フレットもしっかり押さえるタイプでこれが意外だった。
骨太さの中にも、メロディのゾーンまでしっかり食い込む色気のあるベース。
作曲もそうだけど、メロディのイニシアチブはベースにあったのだな、と新たな発見。
正直、音源でも生で観てもボーカルはあまり得意ではなかった。
しかしEins:Vierのボーカルは彼以外いないし、その辺のただ歌がうまいボーカルでは絶対にダメ。
今更ながら個性的なバンドだったんだなと思いました。
若干歌詞やMVの印象にも引っ張られてますが
Not Saved Yetに代表されるように
水属性のバンドってこのシーンにそうそういなくて、この曲のギターは正に水。
水が吹き出したり、混ざったりするあの生命力を感じずにはいられない。
そして完全に個人的な解釈ですがそんなバンドだと思ってます。
時に澄んでいて、時に濁っている。
結成は生まれる前だし、当時の勢いや雰囲気なんて全く分からないのですが、
大学生の時に何故か聞いて好きになって僕にとってもある意味青春。
誰かと共有することのなかった青春の方に寄り添ってくれた音楽。
最初で最後という気がしますが、本当に見れて良かった。
好きな曲は大体やったけど
君がすて去ろうとも、風に憧れて あたりもツアーのどこかでやってくれたらいいなと思う。行けないけど。
一番好きな曲は聴けました。
I feel that she will come
Eins:Vier - I feel that she will come
欲しいグッズもあったけど、物販は買わずに外へ出た。
物欲や、並ぶ時間でこの余韻が濁ってしまうのが惜しかったから。
一目散に自転車に跨り、目黒通りを走って帰りたかったのである。
後から思い出せる媒介を手にすることよりも、
脳味噌と身体に纏わり付いた純度の高い何かをリプレイして
心にしっかりと刻みたかった。
Eins:Vier Tour2018 "Searching For You" × Self Cover Best "Searching Red Light" SPOT
gibkiy gibkiy gibkiy vs Merry Go Round Respects at 下北沢GARDEN 2018.02.09
酒池肉林ならぬ、種血肉躙。
細胞と肉体が研ぎ澄まされて、
血飛沫を浴びせられているような音で蹂躙される感覚
切れ味の悪い刃物で切り刻まれるような感覚
それでいて、しなやか。
あぁ久々に味わった。
四者四様のgibkiy。
2ndアルバムでも顕著でしたが、kazu氏がグイグイ引っ張っている。
割と淡々とした、オーソドックスなプレイヤーという認識があったのですが、
生で見ると結構メロディを弾いていて。
このドラムとギターを繋げるのは彼だけなのかもしれないと、失礼ながら初めて思った。
kazu氏は、蜉蝣・DIMMDIVISIONでもソングライティング能力については折り紙付きなので曲を書いて欲しい。
特に蜉蝣時代に残した叙情的な楽曲達は眼を見張る出来。ラルクのken並みに叙情的。
1stはベースの音が小さすぎて、もはやメタルジャスティス。たしかにあの時期は影薄かったけれども。
と、四人がそれぞれの居場所で暴れながら、それでいて一つの生き物のような、、。
とんでもないバランス感の上に成り立っている音楽だった。
表現を突き詰める人たちっていうのは凄い。スゴ味がある。
Merry Go Round Respects、
あの曲やこの曲が生で聴けるとウキウキしていたものの
ギターはツインだし、ドラムはカラカラの変拍子ではなくかなりジューシーな音。
下北沢の地下が、もう今後このシーンに現れることのないであろう種族のビジュアル系と
ある種のアンダーグラウンドの交差点と化していました。
日本語ロックという言葉があるけれど
"Merry Go Round"というバンドが僕にとってはそれです。
「非日常」を謳っているようで、実はそれは「日常」の積み重ねで。
たとえば、「月と、黒猫と、猫アレルギーの君」なんて実際に揃えようと思えば揃う三アイテムにも関わらず、
彼のフィルターを通せばどこか非現実で、病的な世界観を纏って我々に襲いかかってくる。
この滲み出る様な、それでいてマナーのいい
「日常」と「非日常」のバランス感は真さんにしか出せないものだよなぁ。
見終わって一時間程、
本当に何かに憑かれたような感覚を覚えました。
久しぶりに心の底から「表現」というものに心酔した。