The Lovers / Migimimi sleep tight
他のメンバーさんも少しは見聞きしたことありますが、多く語れないという点も含めて少なくとも自分の認識はそうです。
試聴や動画の段階では、ボーカルさんの声があまり好きではないなという印象だったのですが、音源を聴いてびっくり。あと"Migimimi"の歌詞を読んでびっくり。後述します。
涼平節は思った以上だし、ボーカルさんの声も気にならない、というかちょっとはハスキーで結構好みかもしれない。
the telephonesの印象もあってか、かなり強めのダンスロックを想像していて、確かにそれらの音使いは随所に見受けられますが、ベースにあるのはしっかり地に足が着いたロック。メンバーそれぞれのキャリアを感じずにはいられません。
puputanだって、不思議な音階と思いっきりEDMのアレンジが主幹だけれど、ギターソロなんてV系のそれです。きたぁぁぁ!となりました。
というか、この類の音感をV系と言わしめる礎を作ったのが涼平氏だと思います。
ただ所々登場する"アフレイッ!アフレイッ!"がちょっと受け入れないかもしれない。
EDMとかの人達はこれが好きなのか。
そしてMigimimi。
(右耳があまりよくない)の歌詞に、きたぁぁぁ!(二度目)とガッツポーズ。
個人的に、( )話法で一番思い出すのは”シーサイドサーカスとパステル調”だったりします。鉄の島大好き!!
で、サビの”六花” ”夜の竈蔵”のフレーズでピンと来たのがこれです。
[MAD] 夏雪ランデブー [Natsuyuki Rendezvous ]
いいMADなのでこれも。
作中で描かれているのは、正確には鎌倉ではなく江ノ島です。舞台とかではなく旅行先。
大学生の頃は、家が近くよく行っていたので、個人的な思い出も結構あったり。
物語の中盤、夜の江ノ島にて、とても切ない描写があるんです。
六花と篤というキャラクターがいて、篤はもともと右耳が悪いので、六花ちゃんはいつも篤の左に寄り添っていたんです。ストーリーの本筋ではありませんが、今回関わってくるのはそのあたり。
右耳、六花、鎌倉あたりのフレーズですかね、まとめると。
MVが女の子2人なので、この物語をベースに、というわけでは無さそうですが、さらっと背景にあるのでは。関連あるとか無いとかはどうでもいいんです。
ですが、好きな作品とリンクしていたのは驚きました。
まぁツェッペ氏も右耳が悪かった気がしたので、そこと繋がってるのかも。
他にもメンバーさんが作った楽曲なんかがありつつ。
これらの楽曲が作り出すアルバムの流れがすごくいい。メンバーの色も出つつWonderWaveなんか、タイダルピンクの流れを汲んでるように思えました。夏の日射しを思い浮かべるような、スケールアウト気味の。
そして、ラスト二曲が個人的には眉唾モノ。
The Loversはイントロの16小節で完全にノックアウトだし、Chill out,White outは空間系のギターが心地よく響くたまらない一曲。歌詞載ってませんが、凄く好きな世界観。何故にボーナストラック扱い。
かなりの意欲作であり、佳作だと思いました。
中盤のアラカルト具合も、1stアルバムらしい。ただ"Don't me cry" "GOODBYE"なんかはこのバンドじゃなくてもなぁ、と思ったのも事実。
大山さんのアートワークも引き続き良いです。Migimimi,Akirakeikoと一貫してモノクロの色合い。メガマソ等との線引きなんでしょうか。
Akirakeikoの盤面のデザインが今のところ好きです。かわいいキャラ達……。
”君の人生で一番泣けて、一番踊れるバンド”かどうかは今のところなんとも言えませんが、涼平さんの新たな一面・変わらない一面を存分に楽しめます。
Migimimi sleep tight "puputan" (Official Music Video)
Migimimi sleep tight "Migimimi" (Official Music Video)
、、、というわけで、下北沢LIVEHOLICにて見てきました。by bicycle。
井ノ頭線から見えるんですよね、この建物。通勤途中毎日見てます。
下の階のバーはなんとかくいけ好かない感じでした。
セットリストはChill out,White out以外のアルバム全曲+Akirakeiko
Migimimiはやっぱり涙出そうになるくらいの出来だし、ラストのフレーズetcには鳥肌立ちまくり。そして噂に聞くAkirakeikoのキラーチューンっぷりも感じてきました。
祭囃子風のイントロ→切ないAメロ、からのサビが”をぅをぅ”って……。
会場限定シングルなのも納得だし、会場限定シングルたりうる作品かと。
ボーカルの方もEXILEっぽさとか全然無くて、凄くカッコ良い方でした。造形的にも(歯並び綺麗)歌声的にも!何よりこのバンドに合ってると思います。
合ってるって大事。理屈じゃない。
ドラムの方は、宮上元克さんに通じるようなタイトなリズムでバシッと纏め上げていました。
そして、みなさん楽しそうだったのが印象的。
だし、なんといってもアヤビエ時代からずっと聴いてる涼平さんに直接お会いできて感無量でした!
見てくれこれが涼平さんのサインだ!!
というわけで〆ます。