2016年を構成した9枚
こうゆうのやってみる。
10年後に聞いて、2016年を思い出せそうな9枚、選びました。
作品そのものの完成度云々よりも、自分の中に残ったことに重きを置いています。
ただの自分語りです。
・Wills / HOLLOWGRAM
とにかくメロディを丁寧に紡ぐryoさんを堪能できる。
これだよこれ。俺はこうゆうryoさんが一番好きなんだ。
MALUSもメロディアスな面を十分に楽しめたが、ここまでされるとお手上げ。
特にゆきの氏作曲のラブレターレインは名曲だった。
完全に個人的な感覚ですが、keinの”嘘”のエッセンスを感じました。
すこし隙間のある音作りとか。
劇的に展開があるわけでもなければ、派手な音があるわけではない。
沸騰する直前でグツグツ煮込んでる みたいな絶妙さがある。
続くKalmiaも素晴らしいし、Where you goでしっとりクロージングするのも流石。
KEELもかっこいい。DALLEもかっこいい。
でも、このryoさんを求めていた。
そんな一枚。
・Episodic / Field Mouse
タワレコでのTWEEDEESのトークイベントのとき、脇の視聴機にあったやつ。
沖井さんに認識されて喜びのひと時であった。
あの曲もこの曲も作った沖井さんだぞ、、、
TWEEDEESのアルバムも良かったんだけど、アルバム全体としては少しぼんやりしています。
BABY, BABY / TWEEDEES(トゥイーディーズ)
このField Mouse、マイブラ、スマパンなどが引き合いに出されていて、アートワークも好みだったので手にしたら結構ツボで。
中低音がとてもふくよかで、聴いていて気持ちいい。
アルバムの中ではこの曲が好きだけれど、過去のアルバムも何枚かあって揃えてしまった。
CD屋に足を運ぶ大事さを再認識させられた一枚。
"A Widow With A Terrible Secret" by Field Mouse
・2 / おやすみホログラム
このユニットの味は、少女性が孕んでいる切なさだと思っています。
”今”と認識している時点でそれはもう過去だよ 的な。
あと、変な”やらしさ”が無いのがいいです。
水着着るなんてアイドルじゃないだろ。
オルタナティブな手触りと打ち込みetcの無機質さが程よく溶け合った一枚。
よく聴きました。
特に”11”の映像で、八月ちゃんが青空をクロールしているのがなんとも切ない絵でして。
【MV】おやすみホログラム「11」/ OYASUMI HOLOGRAM[11]
氷室引退GIGの翌日に、彼女らのアコースティックを見に行ったりして少し切なさ引っ張られた感も。渋谷のヴィレバン。
興味のない同期連れて行ったら、小規模なのも含めて初めてライブというもの見たと言っていて少し罪悪感。
初ライブがおやホロって。すまん。
氷室さんのLAST GIGSも行けて良かった。
・憧憬、睡蓮と向日葵 / cali≠gari
今年一番聞いた曲は、”薫風、都会、行き行きて”でした。
いろいろミソが付きがちですが、このバンドが生み出す楽曲は自分の中ではやっぱり特別で。
品川でのD'×c×Dも行ったんですが、身体への入り方が違くて自分でもびっくり。
ライブに行けば、何も考えずに体を揺らすことができる、それだけでいいんじゃないでしょうか。
六本木のファイナルは特に素晴らしかった。
【4/13リリース!】cali≠gariミニアルバム『憧憬、睡蓮と向日葵』ティーザー
・A MOON SHAPED POOL / RADIOHEAD
今年はレッチリ、レディへ、KORN、METALLICAがアルバムをこぞってリリースする不思議な一年でした。
レッチリが完全にインディーズ志向になっているのが面白い。
あまりファンクな彼らにこだわりはなかったけれども、ここまで振り切るとは思っていませんでした。
Red Hot Chili Peppers - Dark Necessities [OFFICIAL AUDIO]
そんなにRADIOHEADのこと語れないですけど、個人的に一番好きなアルバム"KID A"に通じる空気感がありとてもアンビエントって言えばいいのかわからないですけど、不思議な塊感があって、よく聴いた。
今年のサマソニ行かなかったこと一生後悔しそうなのと、今年最後に聴く曲は”True Love Waits"にしようと決めている、、、。
決めているんだけどDIAURAのカウントダウン行きそうだから実現しないかも、、、。
・deep snow burned away / the god and death stars
今年、振り返ればgodさんも精力的に動いてくださり、シングル集や1stの再構築アルバムもリリースされましたが、敢えて復活一発目のシングルを。
godさんへの果てしない飢餓感の中、手に入れたこれに勝るものはなかった。
”真っ赤な雪”はgod特有の湿り気×謎の解放感のケミストリーが爆発した一曲ですし、僕の中ではこれがthe god and death starsのメジャーデビューシングルです。
今年リリースされた、gibkiyもKEELもどれも名盤と言いたくなる作品ばかりで、満腹かつ、いまだに聴き込めていない。
年末のワンマンシリーズ、下北沢というところが有難い。
・SOLOIST / 清春
ミディアム~スローな曲が大半ですが、全く退屈しないし、心地良い高揚感に包まれる感覚がいたします。
叙情的な要素がこれまで以上に出ていて良質なメロディと楽曲、これに尽きます。
海岸線の音源化も嬉しかった。
桜の季節に、桜色のジャケットを出すあたりニクいです。
春のサウンドトラックでした。
清春 - 『ナザリー』Music Video YouTube Size
・デも/demo / 有村竜太郎
これも感想書いたので割愛、、、。
気づいたら口ずさんでいる位のメロディの親しみやすさがあります。
単純にこれは好みだ と断言できます。
DVDに全曲のMVが入っていてこれも◎。
・【hue】/Sioux
Sioux First Maxi-single 【hue】Trailer
それぞれが始めたソロワークス、 なかでも
手鞠氏が始めた”夜”は悲しいほど響かなくってびっくりした。
割と手鞠さんに関しては盲目だと自覚有りなんですが。
amber grisの世界観って、特に初期は手鞠×wayneの色が強かった印象で、
amber grisのそれとは違う、東南アジアチックな異国感漂う風貌を纏って現れたバンドSioux。
御召し物もそんな感じですし。
曲がかなり好みでした。少し気持ち悪い音階と綺麗なメロディ。
曲もコンセプトもドンズバなのでとても楽しみです。
総括
他にも年末に出たDECAYSのアルバム,Develop One's Fuculitiesあたりの作品も素晴らしく、V系シーンにおいてのギターロックの台頭が一つのテーマだった気がしています。
ギタリストの活躍、といえばいいのか。
DECAYSのアルバムは、ディルの楽曲で垣間見える程度だったDie氏のカッティングをこれでもかという程堪能できてとても美味でした。
個人的にもギターを弾いた一年であったと思う。
あと今年はGOATBEDにはまったり、とても楽しかったです。
Less thanシリーズを手に入れてしまったのが間違いで、もうずっと聞いてましたね。いまでも隙あらば聞いていますね、石井さん恐るべし。
2017年も素晴らしいものにたくさん出会いたいものです。
ロリヰタの復活とかもありますし。
とりあえず4月のラルクが楽しみです。