スーパーラジカル

ヴィジュアル系とか、、、、

「管」/ umbrella

すっかり秋めいた、雨の多い昨今にぴったりな曲。

 

umbrellaって結構前から音源は追っていて、
それこそ1stアマヤドリは直接通販で手に入れた感じでした。
このブログにもいくつか記事は書いていて、

自分が立ち会うのはアコースティックの現場が多く最近はあまり見れていない。

バンドの現場はyazzmadの最終公演以来?
あれからもう2年経つのか、早い早い。

歌モノバンドが大量に露に消えてしまったあの年を思い出すと、今でも枕を濡らさずにはいられない。
彼らも、 それぞれ新しいことを始めてくれて、でもそれらが進めば進むほど、あのバンド達の面影は無くなっていきます。
ビジュアル系の黄金期がいつなのかはよくわからないけど、

ネオ生まれの僕が過ごした2009-2015は本当にいい時代だった。キラキラの台頭の影で歌と世界観をちゃんと伝えてくれるバンドが沢山いた。

切ない。

そんなバンド達の心意気を継いでくれているumbrella。
歌モノ
といえばそうなんですが、
哀愁漂う空気感と少し湿ったギターロックをベースにした、まさにバンド名を体現するかのような音楽性だな と認識しております。
たまにある、ハードロック風の曲は正直好みでない。

毎作、いい曲が多く舌鼓を打っていたんですが、今作は特に胸を揺さぶられた。

「管」はイントロの4小節で”あっ、これいいな”と。

マイナー調のストリングスが絡み合う進行で、地に足がついた歌メロも◎

後半にかけてこれまた切ない展開。

ありそうで無かったド直球ではないでしょうか。

 

カップリングも新機軸な一曲「アンドロイドと果実」と、疾走系の「箱庭」とバランスが取れており三位一体といった次第。

モノトーン基調で敢えて色味を抑えたアートワークで、より各曲の暖かみが感じられるパッケージング。

ヴィジュアル系の良さだったり、「ああこれこれ」みたいなある種の原風景を見させられているような気持ちに久々になりました。

個人的には、こういったバラードや疾走系の楽曲に惹かれて好きになった世界なので。

秋に夜長に感慨に耽らせていただきました。


umbrellaはコンピに入ってた曲とか、アマヤドリの曲とか、いい曲が散りすぎなので音源集みたいなの出せばいいと思う。

アマヤドリの再録とかも。

クラウドファンディングすればいいんじゃないか。

 

((
umbrella 2017/10/18発売「管」SPOT