ダーウィン / umbrella
ようやく1stフルアルバム。
アマヤドリの通販からなのでかれこれもう7年位聴いていて長い付き合いになった。
待望のフルアルバム、端的に言ってしまうと
曲数が多いにも関わらず、シングル曲をフックにして
個性的なアルバム曲も一曲たりとも霞まない素晴らしいアルバム。
毎回3曲~6曲で完結させなければならない作品が多かったこのバンドの
新しい一面かつ真骨頂がようやく見れました。
特に中盤
中盤曲としてのミドルな温度感を保持しつつの
新機軸、美メロの応酬となっており バンドの良さがとてもよく出ています。
歌ものバンドの良さが滲み出るのって、このポジションの曲だと思っていて。
モノクロームでいう太陽光線→微熱のエリアでしょうか。
また、五月雨後の03はキラーチューンで、コード弾きメインのギターが
言葉の詰まったBメロとサビメロの対比を炙り出しており心に響きます。こうゆうの待っていた。
今回ディレイ多めの空間処理系の音作りにハッとさせられることが多いのと
全体的に音作りもローとハイの分離が良くなってるのがポイントな気がします。
これぞ一曲目のanimaと〆のバラード夕立という
ある種ベタな構成もとても馴染む。今回、アルバム曲が本当に素晴らしい。
グランジ寄りの楽曲が少なくて、個人的な好みともマッチしております。
ミラーガールと03は本当に硬派な演奏としなやかなメロディが溶け合っていて
推したい二曲。
amber grisのpomander以来、こうゆうアルバムに出会った気がします。
肩肘張らないで、地に足がついたメロディと演奏。それでいてビジュアル系の柔らかさみたいなモノを感じます。