SOLOIST / 清春
ソロとしては9枚目のフルアルバム。
純度100%の清春ミュージックが堪能できます。
一曲目のナザリー、印象的なイントロのフレーズから一気に引き込まれる。
この質感が、最後の一曲まで途切れることが無い。これって結構すごいことだと思う。
これまでは一つのアルバムの中で様々な要素や音色を見せてくれていたが、今作はそういった表現の触れ幅を思いっきり絞っています。
質感は統一されているけれど、一曲一曲個性が光っている。
そういった意味では"poetry"に近い気がします。
VINNY BEACH時代から露出が増えた東海岸・アコースティックの風合い、それと近作に目立っていた明らかに円熟味を増したメロディ。
いろんな要素が混ざり合って、というよりは結実した という印象。
アレンジの妙が効いている”瑠璃色”や”EDEN"、念願の音源化”海岸線” あたりに目が行きがちですが、個人的にはアルバムの中盤をがっちり支えている”FUGITIVE” 〜 "QUIET LIFE"あたりがフェイバリットです。"MOMENT"なんか、哀愁を帯びつつ颯爽としている様が小気味良いです。
"麗しき日々よ”は言わずもがな、例に漏れずいたく感動しました。
素晴らしい一枚でした。
ジャケットのピンクも少し陰りが合って素敵です、季節的にも。
PARADIGMA / More
DVDやオムニバス、また特典などでのリリースはありましたが、単独名義での初音源。
廃墟訪問:行川アイランド
鈍行列車に揺られて行ってきました。
総武線etcを乗り継いで千葉まで、そこから外房線に乗れば着きます。
でも接続がうまくいかないと、僕みたいに上総一ノ宮駅とかで空虚な時を過ごす恐れがあるので気をつけてください。
これ以上暖かくなると廃墟は自然の生き物的に厳しくなるので、行けて良かった。
行川アイランドについての知識は全く無かったです。
1964年開園、2001年8月31日閉園だそう。YOSHIKIの本にも、幼い頃のYOSHIKIが来た時の写真が載ってました。
閉園というワードに触発されて、アヤビエ聴いて行きました。
彩冷えるじゃなくてアヤビエ。彩冷えるも好きです。閉園の後、雨。
鈍行だと本読んでても肩こって気持ち悪くなっちゃうし、帰り道なんかほぼ真っ暗だから、結局音楽ずっと聴いている。状況に甘んじて音楽をずっと聴いている。
閉園は葵&涼平 ver.の方がよく聴きます。
【葵&涼平】 閉園の後、雨。 Heien no ato, ame (Full Song)
鉄の島なんて呼ばれている廃墟どこかにありそう。
教会プールとか。その横に猫夜亭なんてあったら素敵。
"鉄の島"って音源は本当にやばくて、なにがやばいかって、あの世界に気持ちがトリップして本当に気持ちが帰って来れなくなるんです。
………ああ鉄の島最高……………何度でも云える………最高だよ!!!!!
話がそれましたが、というわけで駅。もちろん無人、トイレもない。
それなりに乗降客がいて、地元民の要望で駅が残っているというのも納得です。
在りし日の駅前の古い案内板。この中だとまだ現役。
探すまでも無く、それっぽいのが見えてきました。
山と海に挟まれている。
券売機跡なんかを横目に、入場口へ。
入れないので、脇から山越えします。
といっても見付けやすいし、道もあったので比較的イージーではありました。
歓迎の看板。
カバ?
細いトンネルを越えて山を下ると、海が見えてきます。
そこから更にトンネルを越えて広場へ。
広場へ抜けるトンネル、長くて枝分れしていて結構怖かった。
食堂への案内。
フラミンゴ園、なんてものがあったのか。
正面の入れなかった入り口と繋がっていたので、おそらく中央広場でしょう。
それこそキャラとかで賑わっていたんだろうな。いい天気。
さらに下っていくと、海が望めるプールのような施設?に。
シャワールームもあるし人間用かな
と思ったけど、たぶんプールのつくり的に動物用。柵の感じとか。
シャワーは飼育員さんとか用でしょうか。
等間隔好き。廃ホテルの風呂とか好物です。
脇にあった、食堂サイズの建物。
食器とかあまり無かったから違うかも。広さ的にはぴったりなんだけど。
裏の倉庫。食堂ではなさそう。
ここがロケーション的に一番良かったです。海岸線が見渡せて。
海岸線といえば、清春の海岸線がとうとう音源化されるようなので楽しみです。
気温もちょうどよく、Tearsばりに千葉の空見つめて孤独を抱きしめていました(30分位ボーっとしていた)。
すぐそこが海。
暮れてきたので去りました。
夜は危険だと思います。
ヤンキーみたいなのの声が聞こえた気がしましたがスルー。
というわけで、行川アイランドでした。
思っていたより入りやすく、歩きやすい場所。
モノや建物もだいぶ無くなっていて、これといった山場はありませんが、淡々と廃墟に浸りたい方は気に入るんじゃないでしょうか。僕は結構好きです。
今シーズンは廃墟不足だったので、行けて良かったです。
謎の四連休が終わりまた現実へ帰ります。
現実があるからこうゆうのが楽しめる、とか言ってみる。
どうか状況がうまく働きますように。
nos.black / STEREO.C.K
会場限定でリリースされているシングルです。
"Fake" "Fly"の二曲入り。
ステレオさんのメロディアスな要素が出た一枚だと思います。
特に"Fly"。
始動ライブでも、この曲のメロディが頭に残っていて音源化を首を長くして待っていました。一回聞いただけで口ずさめるくらいのこびり付きようでした。
歌詞も前向きだし、サウンドもキャッチー。展開が多いけれど、いい意味で親しみやすい音作りになっています。
kazuさんがぐいぐいハイポジション弾いてるの結構聞き所だと思います。
”このまま君の待つ街へ”なんてフレーズも入っていて、蜉蝣のLilyの世界観を少しだけ思い出しました。
本人達としては変化球なのかもしれない、けれど個人的にはこういった路線は大好物なので、今後ともよろしくお願いしたいところです。
"Fake"もダウナーな感じで展開していきますが、サビはメロディアス。
急に明るくなったりする感じでなく、安心感があります。
今更ですが、このメンバーで出す音って結構癖になるんですよね。瀬音さんのボーカル含め。
あと情けない話ですが、このリリースを経てやっとこれまでの各音源(Switchとか、Switchとか)の聞き所がわかってきた、という気がします。
資料が増えて、ようやく肌に馴染んできたといいますか。
音色や多さとかで勝負するタイプではなく、持っている武器で勝負していくタイプなんだと。硬派です。
もっと音源聞いてもっとクセになりたい!!!自分で言っていて、よくわからない!!
次音源はよ!
※蜉蝣との出会いは心中歌でした。解散10日前位。高校生。
Kagerou last live Lily Hakanaki gekijou
GLIMMERING / STEREO.C.K , HOLLOWGRAM
STEREO.C.KとHOLLOWGRAMのカップリングツアーにて販売されたCDです。
各バンド新曲にボーカルチェンジ曲が一曲ずつ、計四曲収録。
ステレオさんは"Loop"。
物販並んでいるときに流れていて痺れました。各々の特徴がよく出た、一曲かと思います。
V系のそれとは少し違う、ビートロック然とした、塊感のある音像。
ベースが完全にノリを支配しています。
ある種、ステレオさんの雛形ってこれなのかもしれない。
最初のBメロのタム回し(ポコポコ)のところ、マイキーかと思ったわ…DREAM THEATER辞めてSTEREO.C.K加入したのかと思ったわ………ポコポコ好きだよ…ポコポコ……。
HOLLOWGRAMは”世界と灰”
一也さんのアルペジオから始まる、氏作曲のこれまでになかった雰囲気の一曲。
いい意味で隙間を感じる、ブルージーな雰囲気が漂っています。
シンプルなロックバラードといえばそれまでなんですけど。
9GOATSでは人の性やパーソナルなテーマを中心に歌っていた印象のある一方、HOLLOWGRAMはもう少し焦点を広げたテーマ性なのだということを改めて感じた一曲。
ラストの”なにもないの"のリフレインが印象的です。
ボーカルチェンジ曲は
”Don't cry for the kneel feat.瀬音”
”Psychopath Circus feat.ryo"
の二曲。
でもこれ、できれば楽器隊含めた録音をして欲しかった!切実に!!!
会場限定盤とはいえ、この内容で¥2500(tax in)は少し割高感が否めないというのが正直なところ。
でもどちらのバンドも始動から見ているので、感慨深いというか、手に入れない手はないというか。
Loopが特につぼに入りました。ヴィジュアル系ビートロックという新たなジャンルの幕開けを勝手に感じています……そうだろ…お前たち……††
近頃、会場限定での音源が本当に増えました。
流通させると本当にお金がかかるみたいですし、仕方ないようで。クラムボンでさえミニアルバム手売りツアー敢行中ですし。
でもそこに敢えて手を伸ばすのがインディーズであり、聞き手の醍醐味の一つなんですよね。
超が付くほど余談ですがHOLLOWGRAMのadolescentと同様、クラムボンのAdolescenceも最高なのでこれで〆ます。最高。
deep snow burned away / the god and death stars
待ちに待ったゴッドさんの新譜。
例の如く会場&通販限定。通販しようか悩んだけど、どうせなら初聴きは生がいいと思い、munimuniのレコ発まで我慢しておりました。この一ヶ月、とても我慢していました。
HOLLOWGRAM×STEREO.C.K Coupling tour "HOROSCOPES 03" in 新宿LOFT 16.03.21
HOLLOWGRAMとSTEREO.C.K のカップリングツアーの東京公演、行ってきました。
七割埋まりくらいで、祝日だからか男性のお客さんも多かったです。
この同士達は日頃どこに隠れているのやら。