スーパーラジカル

ヴィジュアル系とか、、、、

umbrella アコースティックワンマン「雨やどり」 南青山Future SEVEN 2016.06.23

umbrellaさんのアコースティックワンマンにいってきました。

メモ程度に書いていきます。

 

会場はなんと、南青山Future SEVEN!

f:id:mastying:20160624103922j:plain

 

TWEEDEESの初ライブ以来です。

あの日は清浦氏の”アノネデモネ”、Cymbalsの”Show Bussiness"を演ったとてもいい夜だった。


KLING! KLANG!! / TWEEDEES(トゥイーディーズ)

 

246沿いの新しい会場で、通り沿いのビジョンがとても綺麗なんです。

トイレや各設備のクオリティもピカイチ。

 

また、プレミアムシッティング公演のため座席アリ。お客さん60人くらい、、、

都内のワンマンでアコースティックオンリーを切る、バンドとしての気概を感じました。

個人的にはアコースティック続きなので、そろそろバンドver.も見たい、というかワンマンが見たい。。。

 

以下セットリスト、twitterより。

 

インストアイベントで演った曲プラス数曲でした。

曲の良さを再確認。

 

リズムの崩し方やメンバー間のアドリブも所々決まっていて、見ていて本当に楽しい。

「月」、風見鶏あたりがアコースティックで本当に映える。

「月」のコード進行なんか普遍的だよな、と思う。

終演後、流れていたのは再録版??

アマヤドリはあまり音が良くないので、再録か何かでまた出して欲しい!!!!

 

最後、唯さんのMC

「こんなヴィジュアル系バンドがいてもいいでしょ。」

同意です。

 

余談ですが、

仕事終わりに自転車で行きました。

ヴィジュアル系のこうゆうのと一緒に撮れる機会なんてそうそう無いので撮りました。

f:id:mastying:20160624103806j:plain

いい写真。

 

ヴィジュアル系とのミスマッチ。

思えば学生時代は、部活をやりながらも全力でヴィジュアル系を聞いていた。

練習のときも、試合前も。

9GOATS BLACK OUTのクワトロ公演も、部活で追い込んで歩けないくらいのときに行った。

 

一見相性が合わない文化×文化でも、とても心地いいバランスなんです。

とても息苦しい世の中で、こういった場所で精神的なバランスを取っているんだと思う。

 

Radioheadの新譜聞きながら、都内をぐるっと走って帰ってきた。

A MOON SHAPED POOL。

「月」が綺麗でした。


Radiohead - Daydreaming

 

今日はカリガリ

渋谷、世界電気通信の日、或いは弾き語る動物の5月第3火曜日 in SHIBUYA CHELSEA HOTEL 2016.05.17

先週のことですが、雨上がりの渋谷に行ってきました。

 

セットリスト

1.Hello Again

2.球根

3.真っ赤な糸

4.接吻

5.赤橙

6.丸の内サディスティック

 

ex.amber grisの手鞠さん、ex.yazzmadの健希さん、ex.caligariの誠さん

どれも区切りを見に行ったバンドだったので、感慨深いのやら何やら。

びっくりしたのが、誠さんがアコギ&パーカッションだったこと。

 

中盤のMC、健希さんがコフィンやfeel meのイントロを弾いて、手鞠さんが”いや、それやっちゃうとさぁ、、、”みたいなやりとりがあって、涙目。

解散から一年経ちましたが、やっぱりamber grisが忘れられないし、やっぱり手鞠の歌が一番好きだなぁと。

と同時に、なんでこんなところでカバーなんかやってんだよこの三人が!!!!

と思ったのも事実でありました。

 

といいつつ選曲が結構ツボ。

まさか!球根を一週間のうちに、吉井さんと手鞠さんの声で聞くことになろうとは思わなかった。生命のスタッカートびしびし感じた。

真っ赤な糸も。例に漏れず、ネガとポジ世代なので。

初めて触れた音源がシングルの”真っ赤な糸/藍より青く”なんですけど、これ今でも名盤だと思います。 

 

真っ赤な糸(初回限定盤)(DVD付)

真っ赤な糸(初回限定盤)(DVD付)

 

 

手鞠さんのことだから、DA PUMPRhapsody in blueあたりを入れてくると密かに期待していたんですが、さすがにそれは無かった。

赤橙も思い出のある曲なので◎でした。健希さんのギターに合っていました。

 

竜太郎さん、ネジ村さん?は往年の名曲たちを弾き語りしていました。

こうゆうコンセプトなのかぁと。

22才の別れ、悪女あたりが印象に残っています。

プラはそれこそ十年来位で好きなんですけど、観たことは無くて。

なので良かったです。


余談ですが、時を同じくしてクワトロではARCH ENEMY初期メンバーによる、BLACK EARTHのライブが行われていました。

ヨハン見たかったですけど、まぁ手鞠を選んだということでどうか。

 

CHELSEA HOTELって初めてだったんですけど、雰囲気いいなと思いました。

f:id:mastying:20160528003624j:plain

 

KYOSUKE HIMURO LAST GIGS in TOKYO DOME 2016.05.23

手鞠とか見たりしたんですけど、やっぱりこれをしっかり書かないとな、といったところです。

 
LAST GIGS最終日行ってきました。池袋のドームではなく、水道橋のドームに。
LAST GIGSって言葉、汎用的な単語の並びなのに、この人以外に使う人も使える人もいないであろう不思議な言葉です。
 
セットリスト
01. DREAMIN'
02. RUNAWAY TRAIN
03. BLUE VACATION
04. TO THE HIGHWAY
05. BABY ACTION
06. ROUGE OF GRAY
07. WELCOME TO THE TWILIGHT
08. ミス・ミステリー・レディ
09. "16"
10. IF YOU WANT
11. LOVER'S DAY
12. CLOUDY HEART
13. LOVE & GAME
14. PARACHUTE
15. BANG THE BEAT
16. WARRIORS
17. NATIVE STRANGER
18. ONLY YOU
19. RENDEZ-VOUZ
20. BEAT SWEET
21. PLASTIC BOMB
22. WILD AT NIGHT
23. WILD ROMANCE
24. ANGEL
 
EN1
25. The Sun Also Rises
27. IN THE NUDE
28. JEALOUSYを眠らせて
29. NO.N.Y.
 
EN2
30. VIRGIN BEAT
31. KISS ME
32. ROXY
33. SUMMER GAME
 
EN3
34. SEX & CLASH & ROCK'N'ROLL
35. B・BLUE
 
Ending SE
REVOLVER
ANGEL
 
"最後の夜だぜ"の一言は聴きたくないのに、聴きたかった一言。
 
中盤少し苦しそうな部分があったけれど、終始本人が楽しそうだったし、あんなに盛り上がった東京ドームは最初で最後なんだろうな。
 
BOOWYはもちろん好きだし中高時代にだいぶ聴いたけれども、リアルタイムでバンドを感じていたわけではなく思い入れはそこまで無くて、やっぱりソロ曲が好きだし、少し渋くて艶っぽい今の声が大好きなんです。
今回のツアー、地方のセットリストを見た時はソロの〆なのにうーんと思ったけど、横浜が1224で、LAST GIGSはLAST GIGS、つまり"オマエ達の為に用意した、最後の夜"なんだとライブを見ていて合点がいきました。
横浜の最後のANGELは本当に忘れられないし、アレで一区切り付いたのは間違いなかった。

BOOWY曲もソロの名曲もやりつつ、近作からもチラホラ。
WARRIORとかも、ライブで聴くとよく出来てるなぁと思う。氷室は最後まで現在進行形だった。
近作の話だと、今回はやらなかったけどNORTH OF EDENは本当に名曲。いい意味で、三十年以上のキャリアを経てから出す曲じゃないと思っています。
 
アンコールからの畳み掛けは本当に凄かった。
セットリストもだけど、どれも好きな曲!自分も好きで、皆さんも好きであろう曲。
JELOUSY,SUMMER GAME,VIRGIN BEATとか、王道ですけど、やっぱり好き。本当に色褪せない名曲達。
ANGELはHigher than heaven バージョン。
個人的にはROXY、SEXあたりが聴けたのも良かった。ROXY大好きなので。
 
SUMMER GAMEの後、百恵ばりにマイクを置いたのがとても印象的。そこからが追加だったのは、DAITA氏のインスタを見て納得。
区切りを大事にする氷室さんだからこそ、B・BLUE〆は疑問だったけどなるほどな〜と。
to the boys and girlを上で歌っていました。最初のサビから。
 

もう氷室さんに会いに行って、元気をもらうことはないのかと思うと寂しい。本当に寂しい。
十年そこいらしかライブ行ってなくて、こんなこと言うのは恐縮なんですけど……氷室って、ライブでも正確なピッチで歌い上げるし、ビシッと決めるんですけど、毎公演毎公演ドラマがある。
調子いいが悪いとかの分かりやすい面もそうだけど、そういったものだけじゃない。声の感じだったり、会場の雰囲気だったり。こればっかりは文字で書き起こせないです。歌、というより氷室京介そのものを観に行っていた感じ。

世の中のメディアでは見れない側面が沢山あって、それはライブで垣間見ることができるんです。
そういった点もファンを惹きつけてやまなかった理由の一つなんだと思っています。
 
思えば、IN THE MOODのツアーから参加しなかったツアーやライブは無かったので、そこは後悔の無いところです。Harvestやって欲しかった。
彼の音楽に触れるようになってから十年位経つけど、本当に氷室京介を好きで良かったと感じた一夜でした。
 
また、還暦あたりを目処にアルバム出すというMCがありまして。
MCって大事、あれから場も柔らかくなったし曲がちゃんと身体に入ってくるようになった。
amber grisのラストライブのarch.前のMCなんかも良かったんだよな。
 
あと情けない話、リアルライブビューイング席だったんですけどだいぶ良かったんです。
音もかなり良かったし、観客の姿を観れたのは圧巻だった。アリーナ席まとまりすぎてて、笑っちゃう位。
ステージを生で観れないことが大きなマイナスでしたが、半分以上補って余りあるよくわからない席だった。
だし何度か端まで来てくれた時に、しっかり肉眼で見えました。
BABY ACTIONで"お前に今もfeeling love tonight"と本人をしっかり指差して言えたのは本当に良かった。気持ち悪い話ですが。
 
まとまらないし、書き切れない!

今までありがとうございました。
氷室さん最高だ!!

f:id:mastying:20160526104303j:plain

f:id:mastying:20160526104322j:plain

f:id:mastying:20160526104329p:plain

THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016 at 代々木第一体育館 16.05.12

イエモン復活二日目に行ってまいりました。

イエモン自体は、他の好きなバンドたちに比べるとそこまで熱狂的に好きだったわけでもなく、って感じなんです。

ベスト借りて、友達にアルバム何枚か借りてみたいな温度感。

でもやっぱり好きな曲、聴きたい曲がいくつかあって、、、大体やってくれた!!!!!

久々に会う友人と、”SEAからのBURN演って欲しい、SEAはマスト!”とか一曲目の予想とかしながら会場に向かいました。僕の一曲目予想はパンチドランカーでした。いい時間。

また、天気も良かったので開場前は広場をブラブラブラブラ~。

バラ色募金すると、ピック一枚もらえます。乳白色のやわらかめのにバンドロゴがプリントされたシンプルなピック。ロゴは何色かあるみたい。イエモンの曲弾くときはもう少し硬いの使いたいかも。

グッズはナイロンポーチが◎でした。ギャルのビキニ的な柄を感じながら、一抹の背徳感を感じていました。いや、普通にかっこいいんです。

f:id:mastying:20160513124523j:plain

広場に限ったことではなく、一日中、一日目の情報が耳と目に入ってこないように苦労しました。

 

セットリスト

1.プライマル。

2.楽園

3.Love Communication

4.LOVE IS ZOOPHILIA

5.A HENな飴玉

6.Tactics

7.LOVERS ON BACKSTREET

8.FINE FINE FINE

9.球根

10.カナリヤ

11.HOTEL宇宙船

12.花吹雪

13.空の青と本当の気持ち

14.ALRIGHT

15.SPARK

16.見てないようで見てる

17.SUCK OF LIFE

18.バラ色の日々

19.悲しきASIAN BOY

EN

1.Romantist Taste

2.LOVE LOVE SHOW

3.BRILLIANT WORLD

4.WELCOME TO MY DOGHOUSE

5.JAM

 

各時代網羅した、素晴らしいセットリストだった。と思います。

プライマル。始まりは絶妙なセレクトだと思うし、今このタイミングで最も響く歌な気がします。

というか、曲はいいけどなんか立ち位置が微妙だったこの曲が、生まれ変わるにはこのタイミングしか無かった!名付けてPIERROTのHELLO方式。あれも見に行きました。

個人的には、学生の頃、後輩(かわいい)がカラオケでこれ歌ってて、そういった意味でも思い出の曲。

後輩がプライマル。を知っている・歌っていることで何か救われた気がしたんです。ずっと見惚れていた、、、わけではない。


プライマル。 / THE YELLOW MONKEY

 

楽園の配置も良かった!スーッと世界に入っていけました。

その後は何曲か初期の曲。jugar hard painあたりの。LOVERSはやると思わなかったので、びっくりしました。

この辺は特に思い入れは無いところだったので、じっくり会場の雰囲気を楽しんでいました。やっぱり大きい会場でのバンドのライブはいいです。なんだかんだ大きい会場でバンドを見るのはLUNATIC FEST.以来なので。

音楽業界全体で見れば、ある種ニッチともいえるこの手のバンド(イエモンはニッチではないか)が、大きい会場で演るってそれだけで少し楽しくて。

あと今回の代々木、音が異様に良くて驚きました。ラルクのライブ行ったときは、ハウリングが酷くて聴けたもんじゃなかった。DRINK IT DOWN初披露のツアー。

ギターの高音域は若干厳しかったけど、各楽器しっかり締まりのある音像だったし、しっかり音楽を聴くライブとして楽しめた。代々木第一体育館のイメージ変わりました。

中盤セクションは、自分でセットリスト作ったのかと疑うくらいにドンピシャでした。球根と空の青は二大聞きたい曲sだったので。

導入でエマがギターかき鳴らしていて、天国旅行来るか!?!?と思った矢先の球根。生命のスタッカートをビシビシ感じました…。

カナリヤ→HOTEL宇宙船→花吹雪のSICKSエリアも◎。カナリヤは8だけど、かなりいい選曲!カナリヤ好きだよ!花吹雪での桜色の照明がとても綺麗でした。

からの空の青と本当の気持ち、この流れで聴くのは最高に気持ち良かったし、なんだかんだ一番好きなので嬉しかった。イントロから景色グワっと広がったし、素晴らしい曲でした。

毎回思うけど、実物を見るまではどこか身体に入り込まない部分があるけれど、実際に演奏しているのを見ると、曲に立体感が出てまた好きになる。

絵でも音楽でも景色でも何でも、やっぱり実物を見て”五感+α”を感じるのが大事だなと思います。

 

いったんメンバーが捌けてからの後半セクションはALRIGHTから。

ここもドンピシャなセットリスト、SPARKはとても盛り上がっていました。

どれも一度は聞きたいと思っていた曲達だったので感無量!SUCK OF LIFEも映像化されてる東京ドームばりのメンバー紹介があって、ホンモノだぁ と思いました。

バラ色前の

”あれからどうでしたか?”

”バラ色の日々を探しにいきませんか?!”

あたりがハイライトでしたね。

ASIAN BOYも良かった。イエッサーした。

アンコールは、普通にアンコールな感じでした。1日目はBURN演ったみたいだけど、SEAは無かったみたい。……SEAはマストだよ!

 

往年のファンの皆さんは思うところ色々ありそうですが、一曲一曲歓声が上がるようなお祭りムードが終始漂う、幕の内的なとてもいいライブだったと思います。

あまり詳しくないつもりだったのですが、演奏した曲は殆ど口ずさめたし、思った以上に好きだったんだなぁと、余韻に浸る昼下がりであります。欲を言うなら、アバンギャルドで行こうよ・熱帯夜・パール・天国旅行あたりも欲しかったけど、徐々にセットリストも変えていくんだろうな。もう一回位見たいかも。

あと詳細は省きますが、メンバーが純粋に生き物としてカッコよかった。

 

イエローモンキーって、思いっきり”和”のメロディとかでは無いんだけど(むしろ逆か)、とても日本的な詩や雰囲気を大事にしているバンドなのだと再確認しました。

グラムロックとかUKとかの皮を被っているけど、しっかり日本人っていう。

悲しきASIAN BOYなんかも、このタイトルなのに、サビが

”桜色の唇に 触れたいのに 唇に”

なんて日本的な詩や文法をサラッと盛り込んでかつキャッチーに仕上がっていてもう最高です。”青い空”じゃなくて、”空の青”なとことか。甘い考察ですが、言いたいのはそうゆうことです。

日本語ロックなんて言葉、たまに耳にするし、どの人たちがそれにカテゴライズされるorされているかわからないですが、僕の中で日本語を面白くかつ綺麗に操るっていう点ではイエモンがナンバーワンです。”操る”という点で。

 

とにかく、中学生の頃から見たかったバンドがみれて良かったです。

月並みですが、一言で言うとこれに尽きました。

f:id:mastying:20160513125158j:plain

 

 

"recovery of the god" at 下北沢SHELTER 2016.05.04

一年振りのゴッドさんワンマンに行ってきました。

今回は敢行自体がですが、個人的にはタイミングがなかなか合わず年イチ位しかワンマンは見れないので、やはり年イチ行事的な感覚。

 

 セットリスト

1.into the filtration→濾過

2.焼失
4.半分人
5.プール
6.千年樹
7.エドワードスミス
8.damned
9.ハッピーJ
10.canine
11.after the addle apple
12.tonight is the night
13.群盲象を評す→elephant in the room
14.ザゾンビ
15.love hole
16.出来事と偶然の為の媒体
17.賑やかな食卓
18.殆ど腐敗
19.真っ赤な雪
20.dawn of the god
 
”after the addle apple"収録曲がトラック順にセットリストに配置されていて、レコ発的な空気もありました。といいつつ各音源からバランス良くピックアップされていて、これがすごく良かった。
出来事前のMC"the god and death starsでした"からの展開は、瞬きも我慢したい程でした。
 
やっぱりワンマンに行かないと聴けない曲たちが増えてきた。
「古い曲やります」と言って始まったプールもなんだかんだ四年前の曲だし、大好きなcanineなんかもイベントじゃまず聴けない。tonight is the nightの曲を結構やってくれて、個人的には嬉しい。出会った頃の音源なので。the studsのtonight is the nightも好き。tonight is the night芸人。
 
ライブで聴くと、思っていた以上に"after the addle apple"の楽曲の持つ質感は、今の彼らに馴染みが良くしっくりきていました。
だし、旧盤の匂いを音源より感じられた。あの音源が持つ疾走感、みたいなものの一端が感じられたような。旧addle appleが無いのは寂しいけど。
真っ赤な雪で〆たのも個人的に◎でした。gibkiyやらKEELを経て、こうゆう曲をライブの大事な位置でやってくれるのは結構意味があると思ってます。
 
aieさんの歌声も、緩急が巧くつけられていて、tonightやサビなんかも綺麗に。
でもその一方ではじめて見た時に感じた、あのザラッとした感触は薄れてきたような気がします。歌声に限らず。
 
やっぱりgodさんはいいです。すごくいい。絶対に生で見るべきバンド。
godさんのSHELTERワンマンは三回目なんですが、ようやくいい位置で観れたんです。
2013.05は階段から覗くように、2015.05はaieさんの真正面 だったので……。
毎度思いますが、行って良かった。
 
三ヶ月連続ワンマン、年内頑張ればアルバムetc いくつかの計画が発表されましたが、これを機に大きく躍進してほしい。

f:id:mastying:20160507090407j:plain

 

psycho:lens. / …。【サイレンス】

 

psycho : lens.

psycho : lens.

 

 

…。【サイレンス】、初となるフルアルバムです。

タイトル出たあたりから、とても楽しみにしていました。ワンマンも行けなかったので、指咥えて待ってました。
 
想さんが自身のtwitterで簡単な解説を載せてくださっているので、個人的なメモ的な意もあり、引用させて頂こうと思います。

 
僕自身、emmureeに関しては好きな曲こそあれど、そこまで聴き込んでいる訳ではなく、近作もチェックできていません。
他のメンバーさんに関しても、キリさんをcocklobin時代に見聞きしたくらいなんです。
懐かしいなぁ、初期cocklobin。"DARK DESING CATALOG"⇒”死と再生”の頃。
他の御二方は全く知らない……。
 
なので、メンバーの各バンドから来たというか、純粋に…。【サイレンス】が、という感じです。"DREAMER DREAMER"出たあたりに、godさんと対バンがあって、そこで知りました。
ライブに頻繁に足を運んだりする感じや、躍起になって音源集める程ではありまではないのですが、好きですね。
 
こうゆう音楽が好きなんです。
湿度のあるギターロックがベースにありつつ、情感溢れる詩と曲。
引き合いに出すのはアレかもしれませんが、DIR EN GREYなんかも、やっぱり湿度を帯びた情感たっぷりな所がある故に聴くのをやめられないわけで。前作でいうと"懐春"とか。
amber grisなんかにも通じるところがあって、V系というフィールドとそのバックグラウンドありきでやる、こうゆう音楽がやはり。
…。【サイレンス】はもっと坦々とした曲をやるイメージがあったのですが、いい意味でやさしい光が見えるような曲も多くて、個人的には大分好みな仕上がりでした。
彼ら的には王道ではないのかも……?
 
一曲目らしい、一曲目でした。後戻りしない展開というか。
ラストのマーチ風のリズムで盛り上がるところがいいです。
 
イントロのフレーズで心掴まれました。タイトルから名曲の匂いは漂ってましたが。
終始コードを弾くギターとウワモノのギターが鳴り響く、心地いいミディアムナンバー。そういった意味では、あるいは、ループ感というか坦々とした感じもします。詩も明日を見る感じで。
ギターソロ前の間奏がツボでした。winter fallの一番→二番(この言い方どうなんだ)に行く間奏ばりに好きですね、うまく言えないけど。
 

ほんとだ、ベースのフレーズブレ無い。割と展開はあるのに、浮ついた感じはしないのはそうゆうことか。

曲自体はそんなですが、歌詞が好きです。

 

アイスでも食べようかなみたいに思ってた時に盛り上がる所がきて'オッ"っとなりました。淋しさといっても”星がキラリ”、なんていう表現も出てきて、そんな情景をプラネタリウムに例えつつの世界観と喪失感を丁寧に編んだような一曲。

特にフックになる箇所とかも無いんだけど、飛ばせないですね。 

 

僕はなんだかんだ白い~セピアな世界観が好きなので、ここから三曲は特に好きなブロックです。

タイトルの通り、水族館のお話です。もはや、こういった少しハズしてくる詩も…。【サイレンス】の味でしょう。

twitterなんかで、”0円シングル”って何なのと思って、結局わからないままアルバムを迎えてしまいました。

結局のところ”0円シングル”って何なの。実態。(ラーメンズ復活!)

 

一番好きでした。サビメロには、ほんのり和の雰囲気があってたまらないですね。

個人的には、こうゆう想さんも待っていた。

 

日が沈む情景が浮かんでくるような一曲。

恋愛云々とかじゃなくて、5時のチャイム聞こえた公園的切なさ。

間奏がいいフックになっています。

 

これは新鮮。フレーズはパリッとしてるけど、どこか湿っぽい、そんなシンプルなギターロックと言っていいかも。とにかく新鮮!

 

想さんの王道、が満を持してといったところです。

こうゆう曲にグッと入り込める人が、想さんの理解者なんだろうな。曲は好きですけど、その辺僕はまだまだみたいです。

 

ゴメンナサイ。pomanderの”element of soul"を思いだしてしまいました。

アルバムを通して、明日へ向かうニュアンスもいくつか描いてきた中で、こういった幕引きを選ぶのはもう”らしさ”以外の何者でもないな、と。

 

というわけでした。

アルバムとして、始まりと終わり、そして収録曲のバランス・流れ も良く、名盤といって差し支えないのではないでしょうか。

春のリリースもぴったりだったと思います。 

 


psycholens

 
 

ZeTeS / NOCTURNAL BLOODLUST

 

ZeTeS

ZeTeS

 

 

流通音源としては、"PROVIDENCE"以来のミニアルバム。

EAST配布の"We Are Never Getting Together"はハマりしましたね……。
 
初回プレスは二枚組仕様で、三曲入りのCDが付属しています。
前作もそうですけど、映像よりも曲欲しいのでこの仕様には大賛成です。
ジャケットも少し感じ変わりましたね。
 
"THE OMNIGOD"→"PROVIDENCE"がだいぶ外に向けられて作られた作品だったんだなぁ と感じました。外に向けてというよりか、間口を広げていたというか。
今作は、本来の彼ら(であろう)のハードコアな部分がかなり濃く出ている作品だと思います。
そんな中で、ちらほらと色んな音を混ぜて、引き出しを見せていくのは実に彼ららしいというか、ハッとさせられる場面が多々あります。”NG+”のサックスなど。
 
SE的一曲目"ZeTeS"、初っ端から、新しい匂いを感じさせてくれます。
個人的に、KORNの"Coming Undone"を彷彿させるリズムで高揚感が掻き立てられます。
 
続く"Malice against"、スネアカウントからのストリングスが絡むイントロ、たまらん!!ご飯くれ!!
サビ前にブレイクが来るなど、だいぶ展開がカオスですが、サビは疾走感を帯びつつメロディアスに展開。
強烈なアーミングからインする、ブラストビート×Jeff Hannemanばりのギターソロもコンパクトながら最高にかっこいい。
 
"EXCEED"が今作の中だと一番”らしい”楽曲な気がします。いい意味でわかりやすいというか。
急なテンポチェンジとかが一番少ないのでは...今作は本当にブレイクダウンの嵐......。僕みたいなV系:メタル=7:3(もしくはもっとメタル要素強めの方々)みたいな雑種豚共が悦びそうなアルバムです本当に。※登場人物全員褒めてます。
ギターのリフもGRIMOREの頃の匂いを感じました。
そして唐突に訪れる中盤のサウンドスケープ。ノクブラのこうゆう小技、好きですね。
 
"NG+"
サックスの絡む導入からの、極悪ギターリフ。このリフでご飯三杯いける。
これまた展開の多い楽曲。様々なものを彼らのフィルターで濾過させて、新しいものを作り出そうとしているという気概が伝わってきます。このバンドの好きなところの一つです。そうゆう風にして生きていきたいものです。
この曲一番好きかもしれない。 KORNとかリンプとか聴いて育ったニューメタル世代なので(言いたいだけ)、異質な音が聴こえると興奮するんです……ex.ハァハァ、、ジョナサンのバグパイプ最高。
サビでは"V.I.P"ばりのポォウッッ!
アウトロでSTAR WARSのハンソロと初めて会う、あの酒場思い出しました。こんな曲流れてませんでしたっけ。
 
"Deep Inside"
”Malice against"とかとは違う、前ノリな疾走感が印象的な一曲。
バンドのアンセムになりそうな気もしなくも無いです。
Daichi曲といえば”Aster"や”FATE”としっとりした質感のイメージでしたが、なんとなく前作の”Ignis heart"の流れを汲んでいるなぁと。叙情的な要素とある種のストレートなメロディの良さが健在。
 
"the strength I need"
申し分ない〆の一曲、新鮮でした。
ノクブラの好きなところって、シングルにはしっかり導入を作るし、アルバムのラストはしっかり〆るっていうところなんです。
そういった世界観の作り込み、がV系のシーンとも相性が良かったのかな、とも。
これまでのアルバム、特に近作では音数を絞ったバラードのような感じで〆ていて、この曲も系統はそこだと思うんですが、あくまでアルバム全体で表現してきたエクストリームな音の厚さや強さを殺していないところが印象的でした。
〆に泣きのギターソロが来て、大団円って感じでした。
 
Cazqui曲でかき乱して、Daichi曲、Masa曲で締めるところは締めた 、なんだかんだ大筋は外さないノクブラのミニアルバム。
展開も、音使いも、とても目まぐるしいアルバムですが、サビと呼ばれるところはどれもキャッチーです。
そこに少し違和感を感じるのも正直なところなんですが、杞憂に終わって欲しい。

個人的には"GRIMORE"のような、各所メロディが立っていて、(大きなテンポチェンジとかの)展開が少ない方が好みではありますが、ミニアルバムとは思えない程の濃厚さでした。
また作曲者毎に色が出ていて、そういった楽しみ方もできるようになってきました。

Disc2は”Malice against"のinstrumentsal ver.と”Rebellion” "A Bullet of Skyline"の再録。
再録曲どっちも、キレが増してます。再録の好みはそれぞれ。
 
ノクブラがV系のシーンにいるもの当たり前になってきて、彼らのヴァイタリティはもちろん、このシーンの受け皿の大きさにも驚かされます。
僕が最初に観たのは、2014年頭の赤坂BLITZでのLIPHLICH主催(素晴らしいイベントだった)でした初見の初聴。”Domestic Crisis"と"V.I.P"にイチコロ。
やっぱりキャッチーなリフやらに耳を奪われたんです。ドメスティックでいうとAメロのタメが効いてるリフ。

歌詞もほぼ英語で、シーン特有の”暗さ”みたいなものはもはや感じなくなってきましたが、やっぱり所々哀愁を感じるメロディだったり、掴むところは掴む作風が大きな魅力なんだと思います。
 
ZEAL LINKで買ったところ"オリジナルインストゥルメンタルCD"という二曲入りCDRが付いてきました。
というか、アマゾン予約していたけど …。【サイレンス】のアルバム買いついでに見かけて、ポイント貯まったし特典音源欲しいな みたいな感じで買ってしまいました。
特典音源としては、十分楽しめました。ギターメインのインストで、恐らくドラムは打ち込みです。二曲目はしっとりしてて結構好みでした。